東日本大震災
ユニセフ、半世紀ぶりの日本への支援を表明
日本ユニセフ協会 被災地域への支援を準備・緊急募金の呼びかけを開始
【2011年3月14日 東京発】
ユニセフのアンソニー・レーク事務局長は、日本時間13日深夜、東日本大震災で被災した子どもたちを支援するため、特に、子どもの保護や心理社会的支援のような専門的な知識を要する分野への支援や、教育や保健をはじめとする広範な分野での緊急支援を、日本ユニセフ協会と協力して提供する用意があることを、日本政府に対し正式に表明しました。
ユニセフによる日本の子どもたちへの支援が実施されれば、第2次世界大戦直後の昭和24年から昭和39年まで15年間続いた「粉ミルク(脱脂粉乳)」などの支援や、昭和34年の伊勢湾台風被災者への支援以来、約50年ぶりとなります。
これと並行し、日本ユニセフ協会も、当面の支援活動の費用として1億円を準備。近日中に、甚大な被害を受けた地域の各県支部及び地元の協力団体と協力して、各地の避難所への支援物資の提供などの活動を開始します。