「調べ学習」や「探究活動」をされているみなさまへ
(公財)日本ユニセフ協会 学校事業部には、調べ学習や探究活動をされている児童・生徒さん、学生さんからのたくさんのご質問が届きます。このページに、学習に使えるコンテンツをまとめてご紹介いたしますので、ぜひ、学習の参考にしてみてください。
もし学校事業部にご質問をいただく場合には、必ず下記ページをご確認の上、それでも分からないことがあれば、Eメールにてご質問をお送りください
SDGsについて知りたい方は「SDGs CLUB」
SDGsの17の目標とその下にある169のターゲット(細かい目標)の子ども訳を読むことができます。また、各目標に関連する課題をグラフや映像で勉強することができます。学んだ後は、自分の行動宣言も投稿してみましょう!
学校・子ども向けのウェブサイト「子どもと先生の広場」
ユニセフの活動や子どもの権利条約、世界の子どもたちの現状などを子ども向けに分かりやすく解説した学校のためのウェブサイトです。資料も見ることができます。
子どもたちのストーリーを読む
世界の子どもたちに関する最新ニュースやユニセフや国連機関から発表された報告書などを「保健」「教育」「水と衛生」など分野別に選んだり、国別に選んだりできるページです。
世界子供白書
ユニセフがほぼ毎年発行している白書です。特集テーマは毎年変わりますが、巻末に統計データがあり、例えば「5歳未満児死亡率」「教育指標」「栄養指標」などのデータを国別に見ることができます。
よくあるご質問と日本ユニセフ協会からのお願い
「子どもと先生の広場:ユニセフいろいろQ&A」も併せてご活用ください。
Q. アフリカの〇〇の状況を教えてください。
A. アフリカはとても大きくて50以上の国があり、それぞれの経済状況や自然環境に大きな差があります。さらに同じ国内でも、都市部と農村部など、場所によっても状況が異なります。「子どもたちのストーリーを読む」から国別のニュースを見たり、分野ごとに調べてみると、さまざまなことが分かると思います。アフリカの状況について質問をいただく際には、「アフリカ」でまとめずに、もう少し狭義の質問をいただきますよう、お願いいたします。
Q. 貧困はなぜ起こるのですか?
A. 貧困とは、人が暮らしていくために必要なさまざまなモノや機会が失われている状況、と言い換えることができるかもしれません。人びとが貧困に陥る理由はさまざまです。もともと厳しい暮らしをしていた人もいれば、紛争などによって、ある日突然生活が変わってしまう人もいます。また、長期的にみると、例えば教育を受けることができずに読み書きや計算ができないと、将来、お金を稼げる仕事につくことが難しくなってしまうかもしれません。開発途上国と定義は異なりますが、先進国にも貧困の問題はあります。このように、「貧困」はとても広い言葉なので、具体的にどんなことが知りたいのか、知りたい理由(ニュースのこの報道をみて興味を持った、など)を教えていただけると回答がしやすいです。
Q. わたしたちにできることはありますか?
A. たくさんあるはずです!まずは、知ることから始まります。世界中にあるたくさんの課題について、ニュースを見たり、気になったことを調べたりしましょう。そして、それをまわりのお友達やご家族に伝えてください。たくさんの人が世界の現状を知ることで、支援の輪も広がります。そして、もっと自分にできることを思いついたら、ぜひ、行動に移してみてください。世界中で、社会を変えようと行動を起こしている子どもたちもたくさんいます。「SDGs CLUB」世界を変えるヒントなども参考にしてみてください。
Q. 子ども兵士について教えてください。
A. 世界にはたくさんの子ども兵士がいると言われています。しかし、子ども兵士を雇っていることを公にする軍や武装勢力は多くないため、その正確な数は定かではありません。ユニセフも、子ども兵士の開放やその後のリハビリテーション、教育、社会復帰支援などさまざまな支援活動をしています。また、子ども兵士だけでなく、料理人、荷物持ち、スパイなどの役割で徴用される子どもたちや、兵士と結婚させられる女の子たちなど、さまざまな理由で軍や武装勢力と行動を共にさせられている子どもたちがいます。
ユニセフ親善大使で、シエラレオネ出身の元子ども兵士、イシュマエル・ベアさんの動画をご覧ください
Q. ユニセフで働くために何が必要ですか?
A. ユニセフは国連機関のひとつですから、ユニセフの職員になるということは国際公務員になるということです。国際公務員になるための道はひとつではなく、仕事の内容もさまざまです。さまざまな国の人が働いているので英語で仕事ができること、即戦力となるために大学院(修士課程)修了程度の専門知識があること、などが条件とされています。英語は必須ですが、フランス語やスペイン語、アラビア語などの他の言語が話せると、働ける場所がさらに広がります。
国際公務員として働いている人たちのインタビュー記事や、国際公務員になりたい人たちを応援する外務省のJPO制度などのページなどをまとめましたので、ご覧ください。
上記をご覧いただいた上で、さらに疑問に思ったこと、分からなかったことがある方は、学校名(または校種)・お名前を明記の上、学校事業部までEメールにてお問い合わせください。大変申し訳ございませんが、対面やオンラインでのインタビューは、原則お受けしておりませんので、予めご了承ください。お返事にはお時間をいただいてしまう場合がございます。1~2週間程度の余裕を持ってご連絡ください