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3人の子どもたちのストーリー

3人の子どもたちのストーリー

サフィアトゥのストーリー

ブルキナファソでは、政府が公立学校の学費を無償化したことで、小学校に通う子どもたちの数が増えています。小学校の就学率は2000年の44%から2016年には86.1%にまで大きく改善され、女子の就学率(86.4%)が男子の就学率(85.9%)を超えるなど、男女の教育格差の解消に向けた前進も見られます。それでも依然として、学校に通えない子どもや中退してしまう子どもなど、多くの課題が取り残されています。ユニセフは、地域の人々を巻き込みながら、男の子も女の子も小学校に通い卒業できるように、様々な取り組みを支援しています。

サフィアトゥ ~12歳~ 
ソコロニ村 小学校6年生

大きくなったら、先生か看護師か、それか多分もっとすごい、例えばお医者さんみたいな仕事をしたいです。

私は学校に通えて嬉しいです。学校に通えない子たちは、普段、お父さんやお母さんと畑仕事をしなければなりません。でも学校に通う方が絶対いいと思います。だって学校で勉強すれば、いつか仕事に就き、お給料をもらって家族を助けることができるから。特に女の子にとって、学校に行くことは本当に大事なのです。女の子でも学校でいい成績を取れば、両親や家族の役に立てるような職業に就くことができるからです。

最近、たくさんの女の子が学校に通うようになったことは、とてもいいことだと思っています。女の子も男の子と同じように学校生活を送って頑張っています。教室を掃除したり、トイレをきれいにしたり、私たちは助け合っています。でも私に言わせれば、女の子の方が賢いです。男の子は遊ぶことが大好きで、私たち女の子は学ぶことが好きです。女の子の方が一生懸命勉強するし、成績もいいです。だってクラスで成績がトップなのはいつも女の子なんですもの。

サフィアトゥの一日

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サフィアトゥその後

サフィアトゥは、小学校の全課程を終えたものの、卒業時に受ける修了試験に合格することができず、公立の中学校進学に必要な初等教育修了証書を受け取ることができませんでした。小学校卒業後は、家庭の事情で故郷を離れ、日中は住みこみで家政婦として働きながら、夜間学校に2年間通いました。その後も公立の中学校進学を望みながらも、家政婦として働き続けていました。

サフィアトゥは、中学校進学を再度目指すため、ユニセフの支援で、2015年10月に小学6年生に編入し、初等教育修了証書の取得を試みました。どんな状況でも中学校進学を諦めず希望を持ち続けたサフィアトゥより、ユニセフに感謝の手紙が届けられました。

  • ユニセフが私の望みを受け入れてくれ、学校で学べるよう支援してくれたことに感謝します。この最も美しい贈り物を私は決して忘れません。

    ユニセフが私にしてくれたことを家族も私も大変喜んでいます。
    本当にありがとうございました。

    これからもユニセフが末永くよい活動を続けることができるよう神が力を与えてくれることをお祈りしております。ありがとうございました。

    サフィアトウ

その後、初等教育修了証書を取得し、マンガ市の全寮制の女子中学校に進学することがかないました。進学前に、伯父であるトラオレ・シディキ氏と一緒にユニセフの事務所を訪れ、将来の夢を語ってくれました。

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サフィアトゥの将来の夢

ご支援者の皆さまへ
(サフィアトゥの伯父からお礼のメッセージ)

サフィアトゥからのメッセージ
(中学校進学)

写真クレジット:©UNICEF/Burkina Faso