パートナー(協力企業)
LIXIL
グローバルパートナーシップ「MAKE A SPLASH!」
5年間(2018-2023年)の活動報告書を発表
ユニセフとLIXILは、グローバルパートナーシップ事業を開始した2018年から5年間にわたる取り組みを通じて得られた教訓や各国での様々な活動アプローチを分析した進捗報告書を発表しました。
© UNICEF/UNI539828/
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気候変動、感染症の流行、紛争など、前例のない課題に直面している今、すべての人が安全な衛生環境へのアクセスを喫緊に確保することが、これまで以上に重要になっています。しかしながら推定35億人の人々が、いまだに安全に管理された衛生設備を利用できない環境で生活しています。こうしたアクセスの欠如は深刻な被害をもたらしており、不衛生な水と劣悪な衛生環境、衛生習慣に直接的・間接的に起因する疾患によって、1日に約1,000人の5歳未満の子どもが、命を失っています。
「2018-2023 Lessons learned from five years of sanitation and hygiene market strengthening(パートナーシップ報告書2018-2023 5年間の活動から得た教訓 報告書(英語))」
要約版(英語)、要約版(日本語)
ユニセフとLIXILは2018年、子どもたちの衛生環境の改善に向けて画期的なグローバルパートナーシップ「MAKE A SPLASH!」を締結しました。このパートナーシップは、水と衛生分野におけるユニセフ最大の価値共有型パートナーシップであり、両組織の強みを結集することで、持続可能な開発目標(SDGs)の目標6「安全な水とトイレを世界中に」の達成に向けて前進しています。この取り組みは、安全な衛生設備や衛生環境への需要を高め、手指衛生の習慣を促進し、衛生市場を強化するという相互コミットメントから始まりました。コミュニティ主導型の包括的な衛生や政府主導のアプローチを推進することで、人々が必要とする場所において手頃で入手可能な価格の衛生製品・設備にアクセスできるよう、市場ベースの活動を活発化しています。
パートナーシップを通じて1,270万人の衛生改善に寄与
開始以来、「MAKE A SPLASH!」は目覚ましい発展を遂げ、これまでに対象地域で1,270万人が基本的な衛生設備を利用できるようになりました。開始当初はエチオピア、ケニア、タンザニアでの取り組みに重点を置き、さらに現在ではインド、インドネシア、ナイジェリアにも活動を広げています。これら6ヵ国において政府主導システムの変革、人々の行動変容、能力強化といった多面的なアプローチを通じて、パートナーシップは国際社会にとって重要な教訓を生み出しています。
2024年に6年目を迎えた「MAKE A SPLASH!」。この5年間の経験を踏まえ、2者それぞれの強みを活かしながら、今後もSDGs目標6の達成に向け、取り組みを加速していきます。
※ユニセフは特定の企業やブランド、製品、サービスを推奨するものではありません。
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