新型コロナウイルス感染症
(COVID-19)
主要な発信情報

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するユニセフの発信情報の中から、日常生活でご活用いただける情報や、学校・自治体・政府・企業・団体向けのガイドライン等の資料などをまとめています。

記事(日本語) 家庭向け 学校・自治体等向け 資料名(原題) 発信年月
感染症予防に、正しい手洗いを

石けんを使った正しい手洗いの方法などを紹介

※日本語のみ

2020/2
子育て6つのヒント

新型コロナの影響下で、おとな自身が自分をケアし、子どもたちを支えながら前向きに日々を過ごすための具体的なヒント

Coronavirus (COVID-19) parenting tips

※日本語翻訳あり

2020/4
左ききのエレン ユニセフ特別編「チームの世界」

ユニセフ子育て6つのヒントを伝えるWEB漫画

※日本語のみ

2020/5
メンタルヘルス(心の健康)を保つ6つのヒント

新型コロナにより生活が激変し、不安や孤独、失望を感じている10代のみなさんへ、心の健康を保つ6つのヒント

How teenagers can protect their mental health during coronavirus (COVID-19)

※日本語翻訳あり

2020/3
子どものオンラインの安全を守る指針

新型コロナの影響によって、子どもたちのネット利用時間とリスクユニセフ、ネット上で子どもを守る指針

COVID-19 and its implications for protecting children online

2020/4
安全な学校運営のための行動指針

新型コロナ感染から子どもを守り、学校を安全に運営するためのポイントと実用的なチェックリスト

Interim guidance for COVID-19 prevention and control in schools

※日本語翻訳あり

2020/3
学校の再開に向けたガイドライン

学校が再開した際に子どもの安全を守る方法について示した、国や地方自治体、学校向けの実用的な指針

Framework for reopening schools

※日本語翻訳あり

2020/4
虐待などから子どもを守る行動指針

子どもの保護に従事される方を支援するため、新型コロナによって子どもが晒されるリスクと、確実に子どもを守るための対応方法について提示

Technical Note: Protection of Children during the Coronavirus Pandemic

※日本語翻訳あり

2020/3
社会的スティグマの防止と対応のガイド

特定の人々が疾患と否定的に結びつけられたり、レッテルを貼られたり、差別を受けたりすることを防止するためのガイド

Social stigma associated with the coronavirus disease

※日本語翻訳あり

2020/4
雇用者のための提言「家族にやさしい方針と実践」

雇用・収入の保護、家族のケアをするための有給休暇、柔軟な勤務形態、質が高い保育サービスなど、「家族にやさしい方針と実践」は大きな改善をもたらすと提言

Family-Friendly Policies and Other Good Workplaces in the context of COVID-19

※日本語翻訳あり

2020/3
広告とポジティブなジェンダー役割推進:企業への提案

企業が社会に向けて発信を行う際の、ジェンダー平等の観点からの検討事項を提案。

Promoting Positive Gender Roles in Marketing and Advertising during COVID-19: Key considerations for business

※日本語翻訳あり

2020/6
拘留されている子どもを守るための指針

感染リスクから拘留されている子どもたちを守るため、可能なかぎり代替養育に移すこと等を提示。

Technical Note: COVID-19 and Children Deprived of their Liberty

2020/4

全ての発信情報の一覧はこちらをご覧ください。

オンライン特別授業~教えてユニセフ先生
ふだんは日本全国の学校を訪問している「ユニセフ先生」が、世界のさまざまなところで暮らしている子どもたちを紹介しています。おうちで過ごす時間に、ぜひご活用ください。特別授業はこちら

勉強時間を “ときめく” 時間に
“ときめく”お片付けで世界中を熱狂させている「こんまり」こと近藤麻理恵さんが、おうちでも楽しく勉強できる方法を紹介します。動画はこちら

危機下にある子どもの心のケア
2011年の東日本大震災のときの支援活動で得た知見でまとめた「誰でもできる 子どもの心のケア」は、一番身近にいるおとなだからできる、子どもの心のケアのポイントを伝えています。詳しくはこちら

子どもたちと保護者のみなさまに向けたメッセージ
COVID-19によって、数カ月の間に世界中の子どもたちの生活は一変しました。数億人の子どもが学校に通えなくなりました。子どもたちの健康、幸福、成長、そして将来へ影響が懸念されるなか、3月10日、ユニセフは、IFRC、WHOとともに、新型コロナウイルスの感染から子どもと学校を守るための新しい行動指針を発表しました。その中の、子どもたちと保護者のみなさまに向けたメッセージを抜粋してお伝えします。

子どもたちへ

  1. 不安になるのは、当然のこと。

    いつもとちがう状況のなかで、悲しくなったり、不安になったり、混乱したり、イライラしたり怒ったりするのは、当然のことです。

    あなたはひとりではありません。お父さんやお母さん、先生など信頼できる人と、お話しましょう。
    疑問に思うことがあったら聞きましょう。

    正しい情報を聞くことは、あなたや家族、周りの友だちを守ることにもつながります。

  2. 自分と周りの人を守るために。

    石けんを使って、よく手を洗いましょう。20秒以上かけて洗うのが、効果的です。
    むやみに顔をさわらないようにしましょう。
    コップや食器、食べ物、飲み物を、他の人とシェアしてはいけません。

  3. 一人ひとりが、感染を防ぐリーダーになろう。

    咳エチケットや正しい手洗いなど、感染予防の方法を学んだら、おうちの人や友達、とくに弟や妹など小さな子どもたちに、その方法を見せて教えてあげましょう。

  4. だれでも感染してしまう可能性があります。

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)には、誰でもかかってしまう可能性があります。
    住んでいるところや民族、年齢、性別、障がいなどは関係ありません。
    具合が悪くなった人に対して、非難するようなことを言ったり、いじめたりしてはいけません。

  5. がまんしないで伝えてね。

    もし身体や心の調子が悪くなったら、おうちの人や面倒を見てくれているおとなの人に伝えましょう。そして身体の具合が悪いときには、外に出ずに家の中で過ごしてね。

保護者のみなさまへ

  1. 正しい情報を得てください。

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染経路や症状、予防方法等に関する正しい情報を、確かな情報源から得てください。口コミやインターネット上で広がる偽情報に注意しましょう。

    新型コロナウイルスに関する情報は、日々アップデートされています。信頼のおける最新情報は、厚生労働省サイト(日本語)、またはWHOサイト(英語)WHO神戸センターサイト(日本語)をご確認ください。

  2. 子どもたちの体調管理と感染予防を。

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状は、一般的な風邪と酷似しています。もしお子さんの具合が悪くなったら、医療機関の指示に基づいて受診しましょう。学校にも、症状を伝えてください。

    お子さんには、わかりやすい言葉で状況を伝え、安心させてあげてください。

    正しい手洗い、咳をするときに肘やティッシュで覆い、目や口を触らない、といった正しい衛生習慣を伝え、家でも学校でも実践できるように教えてください。

  3. 子どもの心に寄り添ってください。

    非日常の中で、子どもたちのストレスは様々な形であらわれます。眠れなくなったり、おなかが痛くなったり、引きこもりがちになったり怒りやすくなるお子さんもいるでしょう。

    そうした反応を優しく受け止め、こうした状況では当然のことであると説明してください。

    お子さんの心配事に耳を傾け、慰め、たくさん褒めてあげてください。

    可能であれば、遊んだりリラックスする機会をつくってください。

    年齢に応じた情報を与え、何が起きているのか、自分の身を守るために何ができるのかを話してあげましょう。

学校の先生、職員のみなさまへ

学校の先生、職員のみなさまへはこちらをご覧ください。

石けんをつかった正しい手洗いは、コロナウイルスやインフルエンザなど、感染症から自分自身を守るだけでなく、周囲の人々に感染を広げないためにできる、最も安価で効果的な手段のひとつです。

手洗いのタイミング

  • 料理や食事をする前
  • 咳やくしゃみ、鼻をかんだ後
  • トイレの後
  • 登校/出社した時、外から戻ってきた時、帰宅した時
  • 動物や昆虫にふれた後

その他にも、頻繁に手洗いすることが大切です。

正しい手洗いを身につけよう

手洗いするとき、特に意識して洗うのは下記6カ所です。
画像:手洗いするとき、特に意識して洗うのは下記6カ所です。
洗うポイントを意識しなら、手洗いをしてみましょう。手順はこちらです。
画像:手順

大切なのは、ウイルスや汚れをしっかり落とすこと。そのためには、せっけんやハンドソープを使って泡をつくり、「20秒以上」かけて、ゆっくり、ていねいに洗うことがポイントです。

洗った後は、泡を流水で洗い流し、きれいなタオルでふきましょう。

正しい手洗いの方法をイラストで紹介しているポスターは、こちらからダウンロードできます。ぜひご活用ください。

新型コロナウイルスは、どのように感染が広がりますか?

ウイルスは、飛沫感染、または、接触感染によって伝染するとされています。

  • 飛沫感染 :感染者の咳やくしゃみ、つばとともに放出されたウイルスを、他者が口や鼻から吸い込んで感染すること
  • 接触感染 :感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後に、手すり、ドアノブ、スイッチなどを触りウイルスが付着する。それらを触った他者の手にウイルスが付き、口や鼻を触ることで粘膜から感染すること

    ウイルスがものの表面に付着した状態でどのくらい生き残るのかはまだ確かなデータが発表されていませんが、ウイルスを取り除くためにはアルコール消毒液でふき取ることが有効とされています。

新型コロナウイルスの症状はどのようなものですか?

症状としては、発熱、咳、息切れなどが報告されています。より重篤な症例では、肺炎や呼吸困難を引き起こす可能性もあります。

感染のリスクを回避するにはどうすればよいですか?

あなた自身への感染を防ぎ、また家族や周囲の人々に感染を広げないためにすぐにできる予防措置は下記のとおりです:

  • 頻繁に石けんをつかった手洗いをする、または手指消毒用アルコールを頻繁に使用することで、ウイルスの除去に努めること。
  • 咳やくしゃみの症状がある際はマスクをすること。マスクをしていない場合は、咳やくしゃみの際にティッシュなどで口と鼻を覆うこと。また、使用済のマスクやティッシュからウイルスが伝染しないよう、適切に処分すること。
  • 風邪やインフルエンザのような症状を持っている人との、濃厚接触を避けること。
  • 発熱や咳、呼吸困難の症状がある場合は、医療機関等に相談*すること。

    *相談先に関しては、厚生労働省のページをご覧ください。

新型コロナウイルスに関する情報は、日々アップデートされています。信頼のおける最新情報は、厚生労働省サイト(日本語)、またはWHOサイト(英語)WHO神戸センターサイト(日本語)をご確認ください。