【2020年5月1日 東京発】
日本ユニセフ協会は、新型コロナストレスの影響から子どもを守る、子育てのヒントを伝えるWEB漫画を、『左ききのエレン』のスピンオフ・ストーリー:『左ききのエレン ユニセフ特別編「チームの世界」』として、2020年5月1日(金)に公開しました。
©左ききのエレン |
漫画家かっぴー氏の無償協力により制作された本作品は、ユニセフ(国連児童基金)が2020年4月10日(金)に発信した「ユニセフの子育て6つのヒント」を、漫画『左ききのエレン』とのコラボレーションを通じて伝えるものです。
新型コロナウイルスによる緊急事態の中で子どもたちと向き合う保護者にむけて、子どもの心に寄り添い、また自身のストレスとうまく付き合いながら、親子で前向きに日々を過ごしていくためのヒントを示すとともに、私たち一人ひとりにできることは何かを問いかけています。
新型コロナウイルスがもたらしたパンデミックにより、190にも及ぶ国や地域で休校措置がとられています。世界の子どもの約6割がロックダウンを実施している国々で暮らすなど、危機が長期化する中、家庭のストレスレベルも上昇し、子どもや女性への家庭内暴力や虐待の増加が心配されています。日本の子どもたちも例外ではありません。ご自身も一児の親として子育てされている作者のかっぴー氏は、本企画への思いを、次のように語っていらっしゃいます。
『私にも1歳半の娘がいて、夫婦共働きの中で協力しあって育児をしています。でも仕事に追われたり自分の体調が万全とは言えない時、育児を完璧には出来ていないと感じる事もあります。
ユニセフからのメッセージにもありましたが、大切な事は日々のルーティンを決めて穏やかに過ごす事だと思います。特別な事では無く、自分に出来る日常的な事が誰かのために繋がるかも知れません。私に出来る事はと言えば、漫画を描く事くらいしかありませんので、いつも通り漫画を描く事が誰かの助けになるのであれば、こんなに安上がりな事は無いと思います。
まず親が平静を取り戻す事で、子どもは安心できると思います。家庭内暴力・DVと聞くと反射的に「うちには縁がない」と思いたくなると思いますが、当たり前の事がままならない今だからこそ、家族と過ごす時間の大切さを改めて思うきっかけになれば幸いです。』
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新型コロナウイルスの影響下で、おとな自身が自分をケアし、子どもたちを支えながら前向きに日々を過ごすための具体的なヒントを、6つのポイント:①1対1の時間をつくろう ②ポジティブでいよう ③日常を整えよう ④子どもが誤ったふるまいをしたら ⑤ストレスとうまく付き合おう ⑥新型コロナウイルスについて話そう にまとめて紹介しています。
©左ききのエレン |
概要:広告業界を舞台にクリエイターの葛藤を描いた人気漫画。「フェイスブックポリス」で一躍話題になったかっぴー氏が、note主催の「cakesクリエイターコンテスト」で特選を受賞した初の長編漫画。集英社ジャンプ+で連載中(原作:かっぴー、漫画:nifumi)。2019年10月MBS/TBSドラマイズムでドラマ化。2020年3月には漫画系クラウドファンディング支援総額日本記録を樹立。
1985年神奈川県生まれ。株式会社なつやすみ代表。
武蔵野美術大学でデザインを学んだ後、2009年大手広告代理店に入社。アートディレクターを務め、WEB制作会社のプランナーに転職。趣味で描いた漫画「フェイスブックポリス」をnoteに掲載したところ一躍話題に。2016年に漫画家として独立。WEBマガジン「kakeru」で連載されていた「SNSポリス」はアニメ化も果たしました。
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