MDGsとユニセフ活動の関係
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手を洗えば病気を防げるわ。ベトナムの学校で |
2007年9月13日、ユニセフは、5歳未満の子どもの年間死亡数を含め、世界の子どもたちの生死を左右する状況が着実に改善されていることを裏付ける最新の数値を発表。
世界の5歳未満の子どもの死亡数が、はじめて年間1000万人の大台を割ったと報告しました(1990年時点では、約1200万人と推定されていました)。
こうした成果の多くが、母乳育児の推進やはしかの予防接種、ビタミンA剤の投与、マラリア予防のための防虫剤処理済の蚊帳の普及、安全な飲料水やトイレの普及など、非常に基本的な子どもたちのための保健サービスなどが普及した結果であることは間違いありません。
このような歴史的な成果の背景には、各国政府、企業、各種団体、そしてユニセフを支えてくださっているみなさまの地道で力強いご支援があったことは言うまでもありません。
国際社会は、1990年代に開催された主要な国際会議やサミットで採択された国際開発目標と、2000年9月に開催された国連ミレニアム・サミットで採択された「国連ミレニアム宣言」を統合し、2015年までに国際社会が達成すべき目標を「ミレニアム開発目標」(Millennium Development Goals - MDGs)としてまとめました。
MDGsは、貧困、環境などの問題に加え、1946年の創立以来ユニセフが取り組んできた子どもの命や教育、ジェンダー、エイズなどの問題を解決するために、国際社会として取り組むべき明確な方向性と数値目標を示しています。
例えば5歳未満の子どもの死亡率。2015年までに1990年時点の3分の2を削減することが目標とされています。その最初の3分の1を削減するまでに、15年かかりました。国際社会に残されている月日はあと僅か。より一層の努力が求められています。 |
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※ MDGsでは、ユニセフの活動重点分野のひとつである「子どもを守る」分野、特に武力紛争と子どもの問題、並びに児童売買、児童買春、及び児童ポルノの問題に ついて、明確に担保(明文化や数値目標の設定)がされていないため、ユニセフは、MDGsと合わせ、「ミレニアム宣言」そのものの重要性も強調しています。
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