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メキシコの多才なディフェンダー、ラファエル・マルケス

メキシコでもっとも有名なプレーヤーのひとり、ラファエル・マルケスは、母国で絶大な人気があるばかりでなく、国際的な名門クラブFCバルセロナのミッドフィルダーとしてスペインリーグで活躍している選手です。

マルケスは1979年にメキシコのサモラで生まれ、フランツ・ベッケンバウアーを崇拝して育ちました。ベッケンバウアーのような世界的なサッカー選手になるという夢を追いかけ、地元で選手としてのキャリアを積み、アトラス・グアダラハラのトライアウト試験に合格、わずか17歳にして頭角をあらわしました。

1999年メキシコで開催された国際サッカー連盟(FIFA)コンフェデレーションズカップで活躍後、プロ選手としてのはじめての契約をフランスのモナコと結びます。そして最初のシーズンから、ティエリ・アンリ(同じくユニセフとFIFAの「チーム・ユニセフ」に参加)とともに活躍し、モナコの優勝に貢献しました。この活躍で、彼はリーグ最高のディフェンダーと呼ばれるようになったのです。モナコで活躍した3シーズンのあいだに世界各国からスカウトを受け、2003年にスペインのラリガに移籍しました。そこで彼は、国際的な名門クラブFCバルセロナのためにプレーする機会を得ます。

適応能力

前途有望な若手選手であるマルケスは、期待にこたえて活躍を続け、メキシコ人ではじめてFCバルセロナの選手となりました。その一年目、彼はFCバルセロナをチャンピオンズリーグに進出させる重要な役割を果たします。マルケスはどのポジションでも多才にこなし、得意のストライカーからボールを奪いとる場面では、その力を遺憾なく発揮し、巧みなボールさばきで多くの攻撃手段を後押しし、フェイントや巧妙なタッチで危険な状況を脱してきました。

マルケスは韓国と日本が共同開催した2002FIFAワールドカップTMで、チームのキャプテンを務めました。彼は司令塔として活躍し、素晴らしいディフェンスと力強いヘディングで、メキシコを2度ワールドカップに出場させました。その若さと、フィールドへの適応力によって、彼はもっとも素晴らしいディフェンダーのひとりとなったのです。

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