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財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

ジャマイカ:巨大ハリケーン 「ディーン」 接近 
ユニセフ 緊急支援活動を準備

【2007年8月19日 ニューヨーク発】

カリブ海の島国ジャマイカを暴風圏内に取り込んだ巨大ハリケーン「ディーン」。ユニセフは、NGOや人道支援組織と協力して、緊急支援活動の準備を進めています。

「少なくとも3万2000人。最大15万人が、このハリケーンで被災する恐れがある。」ユニセフが最近導入した、インターネットを介した緊急携帯電話システムを通じユニセフ・ジャマイカ事務所のベトランド・バインベル代表は伝えてきました。

ユニセフは、ジャマイカの人口の40パーセントを占める子どもたちが、危機に直面していると訴えています。また、ジャマイカ周辺の東部カリブ海諸国でも、このハリケーンによる被害が発生し始めています。ハリケーン「ディーン」は、ジャマイカに急速に接近。ジャマイカ政府は、低地や地すべりの恐れがある地域に住む住民に、避難を指示。国軍や警官を緊急動員し、住民の避難を支援しています。ガソリンスタンドやスーパーでは、物資を買い求める人々の長い列が出来ました。

ユニセフ、緊急支援物資を準備

ユニセフは、政府や他の国連機関、NGOと協力しながら、衛生関連用品、寝具、食料、飲料水用の容器、浄水剤、屋根(補修)材、医薬品を準備。今後予想される緊急事態の発生に備えています。

「ユニセフは、ジャマイカ国外で必要な人道援助物資の調達を開始しました。ハリケーンがこの国を去ったら直ぐに、被災地に輸送する手はずになっています。」とバインベル代表が伝えます。今回ユニセフが調達している物資の中には、緊急時に必要とされる数千人分の医薬品を含む緊急保健キット4セットの他、簡易設置式貯水タンクなど、緊急人道支援の最も初期段階で必要とされる物資も含まれています。医療ケアや安全な水を提供することは、こうした緊急事態でユニセフが支援するべき最優先事項です。」

バインベル代表はまた、ユニセフは、被災した子どもたちの保護や心のケア、教育支援のための準備、そして、HIVに感染している子どもたちへの治療を継続できるよう、準備を進めていると語ります。

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ユニセフの支援活動を支えているのは、皆様からの温かい募金です。
特に、定期的な 募金は、大きな支援に結びつきます。
定期的な募金によって、長期的な計画と支援が可能となり、緊急支援にも対応できるのです。
皆様の温かいご理解とご協力をお願い申し上げます。

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