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緊急支援情報インド西部地震被害拡大、死者2万人の恐れ
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インド地震緊急・復興募金 郵便振替:00110−5−79500 インターネットからも募金ができます。 送金手数料は免除されます。 当協会への募金は寄付金控除の対象となります |
お問合せ:(財)日本ユニセフ協会 協力事業部
TEL:03-5789-2012
ユニセフは29日、被害の甚大なグジャラート州の被災家族を対象に、800万ドル(約9億4000万円)の緊急援助を実施することを決定しました。200万ドルは避難生活で必要とされる調理器具、衛生用品、衣服、毛布などの入った生活必需品セットとテント用シートの提供に充てられます。500万ドルは医薬品の提供、感染症を防ぐための予防接種の実施、安全な飲料水の供給に使用されます。学校の再開を支援するために、教材と学校備品の提供、心に傷を負った子どものカウンセリング支援も進めています。 |
今回の地震による死者は2万人を超えると見られ、少なくとも10万人が水や食料、治療、避難施設などの緊急援助を必要としています。ユニセフはグジャラート事務所職員に加えて、デリーのインド事務所など職員を動員して緊急援助に当たっています。
1月27日、ユニセフの援助物資の第一陣として、救急キット1万セットなどが被災地のグジャラート州に到着、病院、保健センターなどに配布されました。規模をさらに拡大した第二陣のテント用シート、生活必需品セット、浄水剤などの援助物資が間もなく現地に到着する予定です。震災直後の27、28日にユニセフ職員は地元機関と協力して、毛布、浄水剤、避難所用のビニールシート、調理器具・毛布・衣服・浄水剤・衛生用品・ロウソクなどの入った生活必需品キットを各被災地で配布しました。
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「私は長女のポーラムしか助けることができなかった。この子の妹と私の両親は未だ瓦礫の下に埋もれている」。担ぎ込まれた病院の一室で眠る娘のポーラムを見つめるマヘシュの目には、涙が浮かんでいる。「地震の揺れを感じた時はただ祈ることしかできなかった。逃げる間もなく家が崩れてきた」。マヘシュは崩れ落ちた石で右腕を骨折したが、かろうじて娘を救出し、幸運にも病院へ向かう州政府のバスに乗ることが出来た。
マヘシュとその家族は、震源地から数キロ離れた町バチャウに住んでいた。バチャウは地震により壊滅的な打撃を受け、避難する建物さえ不足している。夜の寒さが厳しいため、テントや毛布が必要とされるほか、食糧不足の懸念もある。停電のために水の汲み上げが出来ないため、水の不足が深刻になりつつある。ユニセフは安全な飲料水の供給に力を入れている。
(ユニセフ・インド事務所)