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緊急支援情報UNICEF コソボ緊急・復興募金情報2000年4月10日付 速報 受付は終了しました コソボ/バルカン半島 緊急・復興募金受付け延長のお知らせ コソボを含むバルカン半島諸国・地域の子どもと女性のためのユニセフ(国際連合児童基金)の緊急・復興援助を支援するため、財団法人日本ユニセフ協会(本部:東京都新宿区 会長:澄田 智)は、コソボ緊急・復興募金の受付けを2001年4月13日(金)まで延長致します。引き続き皆様のご協力をお願い致します。
コソボ概況
1999年3月から3ヵ月に及んだNATO軍による介入の時期、アルバニア系住民を中心に100万人以上の住民が家を追われ、80万人がコソボ周辺国・地域に安全を求めて避難しました。その間、学校施設の45%、保健施設の25%が破壊されたほか、数多くの地雷が幹線道路や住宅地域に敷設され、コソボ内の社会インフラは壊滅的な打撃を受けました。 6月の和平合意によりコソボ内に国際部隊が駐留を開始すると、治安の回復に伴いコソボ周辺国や山岳地帯から続々と避難民が帰還し、その数は昨年末までに約 81万人に達しました。アルバニア系住民帰還後には、セルビア系住民や少数民族間との民族対立が再度深まり、アルバニア系住民に対する復興援助とともに、逆に避難民となったセルビア系や少数民族の住民に対する国際的な人道援助が必要となっています。 ユニセフの活動 ユニセフは、ユーゴスラビア周辺地域における2000年の人道援助活動予算6500万米ドル(約68億円相当)に対する協力を国際社会に呼びかけています。このうち2380万米ドルがコソボ、2030万ドルがコソボ以外のユーゴスラビア連邦、残りはその周辺国における支援活動予算に充当されます。 ユニセフ支援活動の国別予算配分 ユニセフの支援活動は、子どもや女性の生命を守るための緊急支援と、保健と教育の復興を目的とした中・長期的復興援助の両面で実施されています。 保健と栄養 子どもの生命と健康を守るために、予防接種の普及、保健センターの復興援助、安全な飲料水の提供、保健・衛生教育の実施など、保健・衛生活動の復興を支援しています。不足しがちな基礎医薬品や医療器具を各地域の保健センターに提供しています 教育 破壊された校舎の修復、教室備品、教材・教具の提供、教育のシステムづくりへの関与等を通じて、教育活動の復興援助を実施しています。これまでにユニセフの支援により小学校35校の修復が完了し、椅子6万1532脚、机3万5887個、黒板2682枚がコソボ全国の小学校に配布され、児童の心のケアに関する教員研修が行われました。 子どもの保護 ユニセフは放置された新生児や家庭内暴力の被害を受けた子どもなど、特に支援の必要性の高い子どもに対する保護プログラムを実施しています。病院のスタッフに対する妊産婦の心理ケアに関する研修の実施、「暴力のないコソボ」と題した写真・児童絵画展の巡回開催支援、子どもの権利条約に関するワークショップ開催などを行っています。 地雷 対人地雷や不発弾による事故の防止に努めています。ユニセフの支援するチームがコソボ各地を回り、子どもを対象とした人形劇によって地雷の危険回避を呼びかけるとともに、TVスポットやポスター掲示を通じた広報キャンペーンを実施しています。 募金のお願い コソボの子どもと女性のためのユニセフ(国際連合児童基金)の緊急・復興援助を支援するため、財団法人日本ユニセフ協会(本部:東京都新宿区 会長:澄田 智)は、コソボ緊急・復興募金の受付けを2000年10月14日まで延長することを決定し、同時に郵政省に送金手数料免除の再申請を行いました。引き続き皆様のご協力をお願い致します。
お問合せ:(財)日本ユニセフ協会 協力事業部 |