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公益財団法人日本ユニセフ協会

国際協力人材養成プログラム

海外インターン体験記

氏名 鷺坂 史明
派遣先 シエラレオネ事務所
派遣期間 2014年4月〜2014年6月
訪問した学校で、生徒たちと
教育部署の同僚たちと

「子どもたちが自由に生き方を選べる教育を等しく受けられるシステムを作らなければいけない。」ケニア農村の中等学校の教員として働いたときに感じたこの思いが原動力となり、私は日本と英国の大学院でアフリカの開発と教育政策について研究してきました。そして研究によって身につけた知識を生かして、アフリカの地でアフリカの教育に向き合いたいと考え、海外インターンに応募するに至りました。

配属先であるシエラレオネ事務所の教育セクションでは、小学校の教育の質を改善するためのプログラムの一つである「学校集団化制度School Cluster System」に携わりました。これは、同じ地域にある学校をグループ化し、学校同士で、また学校と地域社会が連携して、授業の教授方法の改善や、学校運営の強化、施設環境の整備に取り組む制度です。この制度の導入により、地域内の学校の教員同士の情報交換が進んでより良い教授方法を研究・訓練する機会が増えたり、地域社会が学校運営に関わることで教員や生徒の出席率が向上したり、トイレや水飲み場の整備が進んだりと成果が出ました。

インターン期間の後半はこのプログラムの担当職員が長期病気休暇に入ったため、私が責任者となりました。広報への対応や経理部・総務部など他の部署との連携・調整はもちろんですが、この期間にプログラムの進捗状況改善のために補正案を実施し、教育省の担当官と議論を重ねてワークショップを運営したり、地方出張に行ってプログラムの実施状況を調査したりと、多くのことに取り組みました。

この様な学びの多い貴重な機会を与えて頂いた日本ユニセフ協会とユニセフ東京事務所の関係者の皆様、シエラレオネ事務所の関係者の皆様、そしてユニセフの活動にご支援いただいている皆様に大変感謝しております。将来にわたってアフリカの教育環境の改善に貢献できる様、今後より一層自己研鑽を積んで参りたいと考えております。

 
訪問した学校の子どもたち

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