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財団法人日本ユニセフ協会




2002年4月10日

UNICEFアフガン緊急・復興情報

アフガン北部地震
ユニセフ、被災地でテントによる簡易学校を開設する

 3月25日、アフガニスタン北部バグラン州で発生した大地震により、これまでに600人の死亡が国連によって確認されました。負傷者の数は500人にのぼり、2万世帯10万人が家を失うなど深刻な被害を受けました。

村の様子

 地震の被害を受けたナフリン地区ダシティ・カジムラ村で4月1日、ユニセフの支援を受けたテントによる小学校が初めて開設され、バグラン州知事と保健大臣の出席のもと開校式が行われました。地震による恐怖体験をした子どもたちが日常生活に戻れるように、ユニセフは小学校の再開を最優先に支援活動を行っています。ここ数日間のうちにさらに11の小学校が再開される予定です。

面倒を見る少女

 ユニセフは、地震発生後1週間のうちに、トラック21台を使い援助物資を被災地に送りました。援助物資には、セーター、マットレス、高タンパクビスケット、靴、靴下、テント、石鹸、衛生用品、飲料水ケースなどが含まれます。援助物資の効率的な配布を行うため、専門スタッフをナフリンに派遣しました。

ユニセフの支援物資

 (財)日本ユニセフ協会は今回の地震の被災者などアフガニスタン国内、及び周辺国の困難な状況下にある子どもと家族を支援する「アフガニスタン緊急・復興募金」の受け付けを行っています。皆様のご協力をお願い致します。