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干ばつに見舞われたエチオピア・ケニア・ソマリア 子どもたちの栄養不良と病気の危険性が深刻化
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アフリカ情報

干ばつに見舞われたエチオピア・ケニア・ソマリア
子どもたちの栄養不良と病気の危険性が深刻化

【2006年1月25日、ナイロビ発】

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過去10年間の中でも最悪の干ばつに見舞われたアフリカ東部とアフリカの角地域一帯の緊急事態を受け、エチオピア南部、ケニア北部、ソマリア中・南部のおよそ600万人の人々に対する人道支援を求める緊急アピールが国際社会に向けて出されました。5歳未満の子どもたちは栄養不良、病気の影響を特に受けやすく、今回の干ばつは同地域の推定120万人の子どもたちに多大な犠牲を強いつつあります。

エチオピア南部、ケニア北部、ソマリア中南部は生態学的な環境で見た場合に脆弱な地域で、不安定な情勢と紛争のためにもともと農業生産力が低下していましたが、2年連続で発生した干ばつがこの地域の危機をさらに促進する結果となりました。干ばつのために家畜を失った人々の多くは、生活に必要なものを物々交換で得ようにも交換する家畜がなく、特に大きな打撃を受けています。

「今回の干ばつによって、もともと人道的にひどい状態にあった状況がさらに悪化しているのです」と、ユニセフの東部・南部アフリカ地域事務所代表ペール・エンゲバック氏は述べました。「人々の生存能力は多くの要因によって徐々に蝕まれていましたが、今回の干ばつによってその状況はさらに悪化し、ますます多くの人々が絶望的な状況に陥りつつあるのです」

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アクセスが悪くサービスの行き届いていない乾燥地域では、子どもたちの間で栄養不良率が上昇しています。エチオピア南部のソマリ地方とオロミヤ地方では、5万6,000人を超える5歳未満児が栄養不良と闘っており、干ばつが悪化するにつれ、その数は急増していくものと予想されています。ケニアでは、干ばつの影響を受けている27の地域で、推定4万人から6万人の子どもと女性が栄養不良の状態にあると考えられています。ソマリアでは、被災地域の子どもの10人に3人が栄養不良に陥るものと予想されています。

高い栄養不良率もしくは消耗症に加え、はしかの予防接種率の低さとがあいまって、はしかの大発生の可能性がいよいよ現実のものとなっています。栄養不良で体力の弱まっている子どもたちは様々な感染症にかかる危険性がきわめて高く、なかでもはしかはもっとも感染力が高く、予防接種を受けていない人々の間で急速に広まり、命を脅かす病気の一つです。たとえば、2000年に発生した干ばつでは、エチオピアの5歳未満児の死因の22%がはしかによるものでした。

ソマリア南部では、数年にわたる部族間闘争と基本的社会サービスの欠如のため、5歳未満の子どもの約90%がはしかの予防接種を受けられずにいます。事態は、直近の予防接種キャンペーンが2年前に行われ、定期予防接種率が極端に低くなっているエチオピアの被害地域でも同様です。

現在の情勢では、大流行が発生した場合、死亡率の50%超がはしかと栄養不良によるものとなると予想され、大流行を阻止するために、予防接種キャンペーンと栄養キャンペーンに対する支援が緊急の課題となっています。

干ばつによって、病気以外の脅威も高まりました。ケニア北部では一部地域の学校について教育の状況を示す指標がすでに悪化しており、家族と一緒に家畜用の牧草地を探したり、生活のための食糧や水を探し求めて苦労しているため、多くの学校で欠席率や中退率の増加が報告されています。

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「干ばつになると、子どもの教育面での長期的な発達よりも家族が生き残ることのほうが優先されることを、私たちは何度も目の当たりにしてきました」とユニセフの東部・南部地域事務所教育担当官のチャング・マナトコ氏は語ります。「しかし、私たちは、子どもたちの未来を犠牲にすることなく、家族の生存のニーズを早急に満たすことが必要なのです」

ユニセフは、今後3カ月間にわたって、もっとも支援を必要とするコミュニティや家族に命を支える支援を届けるべく、1,470万米ドルの緊急支援を求めています。ユニセフでは3カ国の政府と連動して、治療目的の、あるいは栄養補給を目的とした栄養プログラムの拡大、ワクチンとビタミンAキャンペーンの強化、水と衛生施設の提供を計画しています。また、所得を得る手段がなくなったことで、あるいは人々の移動、きわめて限られた資源をめぐって国境を越えた争いが起きることで、子どもへの虐待や搾取が起こらないよう必要な措置をとることを予定しています。

1,470万ドルの支援により、ユニセフとパートナー機関は学校への貯水タンクの提供、学校用テントや教材・文房具の配布、もっとも被害を受けやすいコミュニティの井戸設置率の拡大を行い、学校に来ない子どもや途中でやめてしまう子どもの数を削減することができます。


「アフリカ干ばつ緊急募金」は2014年6月10日をもって受付を終了いたしました。
皆様のご協力によって、これまでにユニセフ本部に送金できた額は
2,675万8,815米ドル(22億4,220万5,238円)にのぼりました。
皆様の温かいご支援に心から御礼申し上げます。

アフリカ干ばつ緊急募金 受付終了について »


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◇ 募金のお願い ◇

ユニセフは、アフリカ各地で発生しているさまざまな緊急事態の影響を受ける子どもたちのために、緊急・復興支援活動を行っています。日本ユニセフ協会では、ユニセフのこうした活動を迅速に支援するため、アフリカ緊急募金を受け付けています


アフリカ緊急募金
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*公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。

※現在、南スーダン、中央アフリカ共和国への緊急募金は「人道危機緊急募金」で受け付けています。

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