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日本ユニセフ協会
 



東日本大震災緊急募金 第148報
被災した子どもたちの気持ちに寄り添うサポートを
「つらい体験後の未就学児のためのマニュアル」を発行

【2012年3月19日 東京発】

© 日本ユニセフ協会
仙台で幼稚園教諭を対象とした講習会の様子

発達途上にある子どもたちは、おとなと違い、思ったり感じたりしたことを、すぐに言葉にすることができません。そこで、子どもたちは、感じたことや体験したことを、日常生活で、または遊びのなかで、周囲のおとなに伝えようとします。今回の大震災で被災した子どもたちは、地震や津波が起こったときの体験を、遊びのなかで再現しようとする様子が見られるという報告もあります。

日本ユニセフ協会は、日本プレイセラピー協会と連携をし、岩手、宮城に住む未就学児と日々接するおとなを対象とした研修や講習会を開催しています。このなかで、大変な体験をした子どもたちに見られる行動の特徴や、子どもたちが安心感を持てるような遊びの方法などのアドバイスを行っています。2011年3月末から始まったこのプロジェクトは、2012年2月までに、のべ1,652名が参加しました。

遊びを通した子どもの心の安心サポート —つらい体験後の未就学児のためのマニュアル

そして2012年3月、これまでに行われた研修や講習会で伝えられたことをまとめた「遊びを通した子どもの心の安心サポート —つらい体験後の未就学児のためのマニュアル」を発行しました。

このマニュアルは、今後も続けられる子どもたちの心のサポートを目的とした講習会のなかで使用されるほか、具体的な遊びを通して子どものサポートをさらに行っていただけるよう、すでに研修を行った保育園や幼稚園、団体や自治体にも配布するなど、 被災地での支援活動の場で役立てられます。

pdfマニュアルは、こちらからもダウンロードできます[5MB] »

この資料に関してのお問い合わせは、日本プレイセラピー協会へ。

pdf緊急・復興支援活動 1年レポート(収支報告)はこちら[5.96MB] »