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東日本大震災緊急募金 第155報
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山形県で生活している福島の子どもたちとお母さんに、韓国の子どもたちからのお手紙を届けました。 山形市の滝山交流センターにて開催されている「サロンinたきやま」。このサロンは、小学生のお子さんを持つ福島から震災で避難されているママの交流会として、NPOやまがた育児サークルランドが昨年の9月から、月に一度開催しています。同郷のお母さんとの出会いの場として、また、学校や生活に関する情報、お父さんと離れて育児をする中での悩みやさまざまな思いを一緒に話して、少しでも安心できるような場となるよう開催されています。
4月25日、このサロンの中で、Tegami Projectの時間をいただきました。サロンは学校のある時間帯に行われていたので、小学生のお子さんにはお母さん方からご自宅で渡していただくことになりました。
韓国の子どもたちからのお手紙が入った青い大きな箱を手渡すと、お母さんと一緒に参加していた小さな子どもたちも近づいてきました。箱の中から出てきたお手紙を手にして、「見て!かっこいい!」とお母さんにうれしそうに見せたり、手紙を受け取ったお母さんたちも「絵も文章も一生懸命書いてくれているね」「明るい色を使って、元気になってほしいという思いを伝えてくれているのかな」と話しながら、お隣のお母さんたちと一緒になって手紙を一つひとつ大切に読んだりと、サロンの会場には温かな時間が生まれていました。
「テレビを通して海外からも応援の声が届いているということは耳にしていましたが、実際に手に取るとありがたさが違う。本当の応援の気持ちが伝わった」「手紙を見て本当にうれしかったし、感動しました。家に飾ろうと思っています」という声も聞かれました。
韓国の子どもたちへのお返事は、来月開催されるサロンまでに子どもたちからお母さんに手渡され、集められる予定です。
日本ユニセフ協会は、世界中の子どもたちから届いたお手紙を東北の子どもたちの元へ届け、そのお返事を世界の子どもたちへと届けて繋ぐTegami projectをさらに進めていきます。
写真クレジット全て:© 日本ユニセフ協会
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