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東日本大震災緊急募金 第171報
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ユニセフハウスにて「感謝の盾」贈呈(左 佐々木 名取市長、右 早水 日本ユニセフ協会専務理事) |
11月20日、佐々木一十郎名取市長、名取図書館長菅井美枝子館長、柴崎悦子司書がユニセフハウスを訪れ、名取市図書館どんぐり子ども図書館の寄贈に対し、ユニセフ協会に「感謝の盾」が贈呈されました。
名取市図書館は、今年1月にオープニングセレモニーを行いましたが、開館前には子どもたちの列がどこまでも続き、期待の大きさを実感させられるものでした。「感謝の盾」贈呈後、佐々木市長から感謝のことばとともに、図書室オープニングの様子や被災当時の様子についてお話がありました。電力が完全に失われ、正確な情報収集が大変に困難であったこと、ガソリンや灯油の確保に市長自ら奔走されたこと等、あらためて名取市の被害状況をお話くださいました。
あれから1年8ヵ月あまり、これからの復興に向けて第一に掲げておられることは“被災者の心"という佐々木市長。殊更、子どもたちの声に耳を傾けて欲しいと、早水専務理事。相馬市における“復興に向けたまちづくり"の実践例をご紹介し、“子ども参加"の重要性を訴えました。
これからの未来を担う子どもたちが過ごす図書室が、これからの名取市の、そして被災地域の復興の一助となることを心から願います。
写真クレジット全て:© 日本ユニセフ協会