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財団法人日本ユニセフ協会
 



シリア緊急募金 第25報
シリア危機 ユニセフ 子どもたちへの支援を加速
日本ユニセフ協会も、100万米ドルを先行拠出 「シリア緊急募金」受付中

【2013年1月16日 東京発】

© UNICEF/NYHQ2012-1725/Al-Masri

激しさを増す戦闘から、いまだに国外避難する人々の波が止まらないシリア。シリアや周辺の国々は、寒波や大雨、雪などの悪天候で、非常に厳しい状況に陥っています。隣国ヨルダンでは、今月に入ってからも平均で1日あたり1,000人あまりが避難し続けており、その多くは、雨や雪で濡れた衣類の他、ほとんど何も持たないまま、凍えながら不自由な避難生活を送っています。この紛争の影響を受けている子どもの数は、シリア国内外で、確認されているだけでもおよそ210万人。厳しい寒さの中で、子どもたちの安全と命を守る支援が急がれています。

ユニセフは、シリア国内とシリアからの避難民を受け入れている周辺の国々において展開してきた人道支援活動を、さらに加速させています。冬を乗り切るための衣類や防寒具の配布や感染症を予防するための予防接種、衛生環境を保つための衛生用品の配布やトイレの設置、安全な水の提供などに加え、故郷を追われた子どもたちへの心のケアや教育の支援も行っています。これらの支援を今後半年間続けるための資金として、ユニセフは、国際社会からの支援を呼びかけてきました(今月11日現在、総額1億9,500万米ドル)。

これを受け、日本国内においてユニセフの民間募金・寄付の窓口となっている日本ユニセフ協会は、15日(火)までに、「臨時拠出積立金」※より100万米ドルを拠出するとともに、16日(水)より、シリアとその周辺国におけるユニセフの活動を支えるための『シリア緊急募金』の受付けを開始しました※※。

※ ユニセフ本部の要請に基づき、自然災害や紛争など緊急事態の発生時にユニセフのニーズに柔軟に対応するために積み立てているものです。

※※ シリア危機発生時より「人道危機緊急募金」としてお預かりしてきましたが、ユニセフ本部の要請を受け、「シリア緊急募金」を新たに設けました。