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シリア緊急募金 第33報
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© UNICEF/Syria/2013/Morooka |
ホムス市内の崩壊した建物 |
2月18日から22日にかけて、シリア北部の都市アレッポの市街地を襲ったミサイル攻撃により、少なくとも70人の子どもが命を奪われたと報じられました。この蛮行に対し、ユニセフは衝撃を受けています。
4回にわたり行われたミサイル攻撃は、ジャバル・バドロ、タリークル・バーブ、アルド・アル=ハムラ近郊、そしてアレッポ郊外のタル・リファットの4分の1の地域を襲撃。多数の民間人が犠牲となりました。
また、2月21日には、ダマスカス郊外で大規模な爆弾攻撃があり、アブドゥッラー=イブン・ズバイル小学校に通う少なくとも20人の子どもを含む、60人が命を落としたと伝えられています。
© UNICEF/Syria 2013/Bastien Vigneau |
シリア北西部イドリブのカラメ避難民キャンプに避難を余儀なくされている子どもたち |
こうした最近の攻撃は民間人、特に子どもたちに対する甚大な影響を物語っています。そして、もうすぐ2年を迎え、いまだに社会を分断しているこの危機をすぐにでも終結させなければならないことが改めて強調されたといえるでしょう。
ユニセフは、この一連の長びく戦闘行為を非難すると同時に、全ての当事者に対し、民間人特に子どもたちの保護の確保を、改めて要請します。