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財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

UNICEF コソボ速報No.1

1999年4月8日
《報道各位》

ユニセフ、国際的な支援を要請

ユニセフ(国際連合児童基金)は、難民となったコソボ地域の子どもと女性に対する今後3ヶ月間(4月−6月)の緊急救援活動のための資金、1383万5000ドルを国際社会に要請した。4月6日現在、各国政府や民間募金などにより562万5000ドルの活動資金を確保したものの、821万ドルが依然不足している。

ユニセフの緊急救援活動:紛争の影響は25万人の子ども達に

コソボ地域の難民の多くは子どもや女性であり、ユニセフの調べでは25万人の子どもが紛争による影響を受けている。難民キャンプでは食料不足による栄養不良、衛生環境の悪化によるコレラの危険性など、子ども達を取り巻く環境は日々厳しさを増している。
ユニセフはこうした子ども達に対する緊急救援活動を行っている。救援活動は難民が流入している国のユニセフ現地事務所が行い、ユニセフはスタッフの増強を計っている。

対象
アルバニア、モンテネグロ、セルビア、マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴビナなどに流入した子どもや女性の難民

救援活動要約
1 保健と栄養 母子のための保健キット、基礎医薬品、ワクチン、注射器、予防接種用の消耗品、高タンパクビスケットの配布。子どもの発育、栄養状態のモニタリング。
2 水と衛生 乳児用衛生キット(石鹸、洗剤、おむつ等)、水質試験キットの提供。
3 教育 ノート、鉛筆等が入った基礎教材・教具セットの提供、簡易学校の開設。
4 支援の必要性の高い子どもの救援 衛生キット、毛布、衣料品等の緊急援助物資の配布。紛争によってトラウマ(精神的外傷)を負った子どもに対するカウンセリング。

緊急募金のお願い

日本国内では、民間のユニセフ協力の窓口である(財)日本ユニセフ協会が、コソボ地域の子どもと女性に対するユニセフの緊急援助を支援するため、4月1日より緊急募金の受付けを行っている。

コソボ緊急募金口座
郵便振替   00110-5-79500
口座名義  財団法人 日本ユニセフ協会(通信欄に「コソボ」と明記 )
お問合せ先
(財)日本ユニセフ協会
[報道関係者]
広報室 :03-3355-0161
[一般]
協力事業部 :03-3355-3222

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