
トルコ大地震による被害拡大
ユニセフ緊急援助を開始しました
1999年8月23日
8月17日トルコ西部を襲ったイズミット近郊を震源とするマグニチュード6.7の大地震の被害は、イスタンブール、ボル、アンカラなどの州を含む広範囲に及び、子どもや女性など多くの一般市民が深刻な影響を受けています。トルコ政府危機管理センターによると、20日までの死者は12,041人を超え、負傷者は約3万3,000人に上りました。
ユニセフを含む各国連機関は合同で現地に調査団を派遣し、19日には被害の最も甚大な地区の視察を行いました。これまでに何千人もの人々が家を失い、飲料水、トイレ、テント、シート、食糧、通信手段といった生活必需品に不足しています。多数にのぼる負傷者は、病院や保健所の収容能力を超え、基礎医薬品や医療器具が尽きつつあります。
ユニセフは今回の地震の被害に遭った子どもや女性などの一般市民に対して、次の2段階での援助活動を行うことを決定しました。
第1段階
地震による被害の深刻な地区の住民に対して、ユニセフは下記緊急物資の提供を行います。
品目 |
数量 |
費用(米ドル) |
緊急用保健キット |
137 |
79,070 |
プラスチック・シート |
2,500 |
21,825 |
浄水錠剤 |
4,000,000 |
30,000 |
飲料水用コンテナ |
10,000 |
2,600 |
飲料水用タンク |
50 |
36,000 |
調理器具 |
|
15,000 |
基礎医薬品 |
|
20,000 |
発電機/燃料 |
|
85,000 |
仮設トイレ |
|
15,000 |
折畳式ベッド |
|
5,000 |
通信機器 |
|
30,000 |
輸送費、調査費、運営費など |
|
160,505 |
合計 |
|
500,000 |
第2段階
地震による被害の甚大な地区において、保健、栄養、水と衛生などの分野や、インフラ設備の被害状況に関する包括的な調査を実施します。また被災者の心理的なリハビリテーションの必要性の調査も行います。
緊急募金のお願い
財団法人日本ユニセフ協会(東京都新宿区 会長:澄田 智)は、トルコ大地震の被災者に対するユニセフの緊急援助を支援する、緊急募金の受付けを開始しました。皆様のご協力をお願い致します。
トルコ地震緊急募金
郵便振替: |
00110-5-79500 |
口座名義: |
財団法人 日本ユニセフ協会(通信欄に「トルコ地震」と明記 ) |
・当協会への募金は寄付金控除が認められます。
お問合せ先
(財)日本ユニセフ協会 |
[報道関係者]
|
広報室:
|
03-3355-0161 |
[一般]
|
協力事業部: |
03-3355-3222 |
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