ユニセフとFIFAは、ワールドカップを通じて世界の子どもたちをサポートします
ユニセフ親善大使ロジャー・ムーア
「2002FIFAワールドカップTM」のために日本と韓国を訪問
(財)日本ユニセフ協会
2002年5月
ユニセフ親善大使のロジャー・ムーア氏が、5月26日から6月8日まで、2002年FIFAワールドカップ韓国/日本TMの関連行事にユニセフを代表して参加するために、韓国と日本を訪問する。韓国では、開会式に参加するほか、テレビや新聞の取材、子どもたちとの交流を予定している。6月1日に日本に着き、埼玉、東京、横浜、大阪、神戸を訪問し、さまざまな関連行事に参加する。
FIFA(国際サッカー連盟)とユニセフ(国連児童基金)は、子どもたちのためのパートナーシップを約束し、その最初の重要な取り組みとして、2002FIFAワールドカップTMが、子どもの権利を守るための世界的な誓いである「子どものための約束」(Say
Yes for Children) というテーマのもとに開催される。ワールドカップが人道的なテーマのもとに開催されるのは、今回が初めて。2002年FIFAワールドカップTMは、世界でもっとも愛されているスポーツであるサッカーを、地球上でもっとも大切な宝である子どもたちの福祉向上に役立てるための協力の第1歩となる。
お問い合わせは、ユニセフ駐日事務所(03−5467−4431)か、財団法人日本ユニセフ協会広報室(03−5789−2016)まで、お願いいたします。
子どものためのグローバル・ムーブメントと子どものための約束
子どもたちの置かれている状況を改善するためには、政府や国際機関だけでなく、市民組織のリーダーから子どもたちまでを含む、幅広い協力体制を作り上げていくことが必要です。その協力体制を作り上げていく過程が「子どものためのグローバル・ムーブメント」(Global
Movement for Children)です。ユニセフでは、この運動を通して、子どもたちに相応しい世界を築くという共通の夢をもち、その夢を実現するために努力する人や組織のネットワークが広がることを願っています。
「子どものためのグローバル・ムーブメント」を、子どものための真の世界的な運動に盛り上げていくための、最初の大きな活動として2001年4月に「子どものための約束」(Say
yes for Children)キャンペーンがスタートしました。これは、子どもにとって大切な10の原則を選び、子どもの生活を守り、向上させるためには、どの原則がもっとも大切だと思うかを、全世界の人に投票してもらうという活動です。コフィ・アナン国連事務総長、ネルソン・マンデラ前南アフリカ大統領、ビル・ゲイツJr.・
マイクロソフト会長ほか、世界的に著名な多くの人々の積極的な呼びかけに応えて、すでに170カ国の6000万人以上が参加しました。
FIFAとユニセフのパートナーシップ
FIFAは、2001年11月20日に、国連で、2002年FIFAワールドカップ韓国/日本TMを通して、「子どものための約束」キャンペーンに積極的に参加し、世界の恵まれない子どもたちの直面する問題に人々の関心を喚起することを発表しました。このパートナーシップを通して、FIFAは子どもたちにとっての強力な味方となり、ユニセフはFIFAの支援を世界中の子どもと若者に届ける役割を担う。
ロジャー・ムーア氏
ユニセフ親善大使。英国のテレビ、映画、舞台俳優。1927年、ロンドンに生まれる。テレビ・シリーズ「セイント」のサイモン・テンプラー役でスターの座につく。その後、映画007シリーズの秘密諜報部員ジェームズ・ボンド役で世界的にその名を知られる。ロジャー・ムーアのユニセフへの協力は、1980年代初めにユニセフ米国国内委員会のためにラジオでユニセフカードの販売促進を支援したことから始まった。以後、引き続き、主として各国のユニセフ国内委員会の活動を支援し、1991年、ユニセフ映画芸術特別代表に任命され、子どもの権利のために闘うという新たな任務を与えられた。1998年、人道問題の分野での貢献を評価され、大英帝国三等勲位(CBE
= Commander of the Order of the British Empire)を授与される。1999年、世界の子どものために果たした役割を認められて、ユニセフ親善大使に任命される。2002年5月には、ニューヨークの国連本部で開催された「国連子ども特別総会」に出席し、ヨード欠乏症に関する部会やその他の関連行事で主要な役割を果たした。
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