Champions for Children
南アフリカ版セサミストリートのカミとクリントン前米国大統領、
ユニセフ「子どもとエイズ世界キャンペーン」ビデオに参加
【2006年11月24日、ニューヨーク発】
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© UNICEF video |
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12月1日の世界エイズデーに向け、前アメリカ大統領のビル・クリントン氏が、南アフリカ版セサミ・ストリートのカミと一緒に、HIV/エイズについてメッセージを伝えました。
カミはアフリカ版セサミ・ストリート「Takalani Sesami」に登場するキャラクターのひとりで、HIVに感染している女の子という設定です。クリントン氏とカミが共演した公共CMは、エイズについてみんなでもっと話し合おうと呼びかける、エイズ啓発キャンペーンの一環として制作されました。
「学校や友だちのこと、わたしの好きなことをおしゃべりするのが大好きなの。そうそう、それからHIVやエイズのことだって話すのよ」 カミがこう話すと、クリントン氏は次のように答えます。「僕もだよ、カミ。HIV/エイズについてみんなで語りあって、一緒に学べるように、一生懸命取り組んでいるよ」
2006年 エイズの流行に関する最新情報
2人のビデオメッセージは、「子どもとエイズ世界キャンペーン」で発表されます。2005年10月から始まったこのキャンペーンは、HIV/エイズが子どもたちにもたらしている影響について人々の認識を高め、この命を脅かす病気に対する偏見をなくすことを目的としています。
クリントン氏の特別メッセージは、世界中のメディアに向けて発信される予定です。それと同時に、全米プロバスケットボール協会に所属するスター選手たちが参加した公共CMも配信されます。
これらの新しい公共CMは、11月21日、国連エイズ合同計画(UNAIDS)と世界保健機関(WHO)によるHIV/エイズに関する最新の年次レポート「2006 AIDS Epidemic Update」の発行を受けて発表されるものです。このレポートでは、推定3,950万人がエイズと共に生きており、うち230万人は子どもであること、さらに、2006年だけでも約430万人がHIVに新たに感染し、その約半数が25歳以下であると報告しています。
エイズと闘うためのパートナーシップ
カミは、2003年11月に世界中の「子どもたちみんなの仲間」に任命され、HIV/エイズがアフリカの子どもや若者に及ぼしている影響に目を向けてもらうために、ユニセフと協力することになりました。アフリカは、世界のHIV感染者の約3分の2の人びとが暮らしている地域です。それ以来、カミはHIV/エイズの予防と治療を訴えてきました。
セサミ・ストリートを展開する非営利教育機関のセサミ・ワークショップとユニセフは、公式に協力関係を結び、識字教育や保健だけでなく、紛争地域においても、お互いを尊敬し、理解しあう心を育てるための取り組みなど、多岐にわたって活動をともにしています。
一方、クリントン氏はクリントン基金HIV/エイズ・イニシアティブを設立し、安価で手に入りやすいエイズ治療法の開発と、大規模な総合ケアと予防プログラムを支援する活動に取り組んでいます。
子どもたちの声に耳を傾けて
クリントン氏はメッセージの中で、親が子どもたちにエイズのことを伝え、そして感染したときには助けを求めることの大切さを訴えました。
「ぼくは、お父さんやお母さんたちに、もっと子どもの話を聞いて、家族でお互いに助けあおうって呼びかけているんだよ」。クリントン氏の言葉にカミも答えます。「うん!それに、クリントンさんはHIVに感染した人と抱き合っても平気だってことも、みんなに伝えてるのよね?」「もちろんだよ、カミ」
日本ユニセフ協会では、ユニセフの「子どもとエイズ」世界キャンペーンを支援するための募金を、下記の方法で受け付けています。皆様のご理解とご協力をお願い致します。
郵便振替:00190-5-31000
口座名義:(財)日本ユニセフ協会
*当協会への募金は寄付金控除の対象となります。
*通信欄に「子どもとエイズ」と明記ください。
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