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エクアドル:国連「障害者の権利条約」の20カ国目の批准国に
【2008年4月4日 ニューヨーク発】
ユニセフは今日(4日)、エクアドルが国連「障害者の権利条約」及び選択議定書を批准したことに歓迎の意を表明した。エクアドルは20番目の批准国として、今後30日以内にこの条約を法的な拘束力を持つ国際条約として発効させるべく動き出した。
この条約の批准により、すべての締約国は(子どもを含め)障害を持つあらゆる人々を対象として平等の権利と機会の保障を実現するという共通の態度表明をしたことになる。
障害児は、世界の子どもの中でももっとも偏見を持たれ排除されている。障害児への誤解と恐れは、家庭内や地域社会、学校、より広範な社会でかれらが疎外される原因となっている。
また彼らに対する差別は病弱の原因となり、自尊心に悪影響を及ぼし、教育を受けることを制限し、暴力や虐待、無視などのリスクを高めている。
ユニセフは障害児に対し、かれらに影響している問題を積極的に話し合う場に参加することを奨励するとともに、国家の法律の整備とそれが社会のあらゆる場で実行されることを強化することで、障害児の権利を推進する活動を行なっている。
この条約と選択議定書はともに、世界に少なくとも6億5000万人いると推定される障害者(そのうち約80%は開発途上国で生活)の権利を守ることを目的とし、2006年12月の国連総会で採択された。
これまで126カ国が条約に、71カ国が選択議定書に署名し、20カ国が条約を、また13カ国が選択議定書を批准した。
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