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ミャンマー、約70万人の子どもたちが今も支援が必要【2008年7月25日 ヤンゴン/ジュネーブ発】 サイクロン・ナルギスがミャンマーを襲ってから約3ヶ月が経過し、ユニセフは、17歳未満の子ども約70万人が今も長期的な支援を必要としていると述べている。サイクロンは数十万世帯の家や学校、保健センターを破壊し、240万人が被害を受けたと推定されている。 ユニセフ・ミャンマー事務所ラメッシュ・シュレスタ所長は次のように述べた。「子どもたちの状況が徐々に改善し、主な感染症の流行も避けることができたが、子どもとその家族がサイクロン・ナルギスによる荒廃から完全に立ち直ることができるよう、我々は努力を継続する必要がある。」 ミャンマーのユニセフ緊急オペレーションは予防接種、教育、家族からと離れ離れになった子どもたちを家族と再会させる活動に力を注いできた。具体的には、被害を受けた地域の子どもたちを対象に、基本的な学習パッケージである“スクール・イン・ア・ボックス”などの教育備品やレクレーションキットを配布したり、学校が全壊した場所に仮設の学習スペースを設けたりしている。また、これまでに家族と離れ離れになってしまった子ども616人を登録し、家族の捜索と家族が見つかるまでの間、地域社会によるケアの制度などを手配した。 最近発表された国連/東南アジア諸国連合の報告書では、サイクロン・ナルギスによるきわめて大きな打撃が明らかにされた。被害は家屋70万戸、保健施設の75%、全半壊した学校は、4000校以上にのぼっている。さらに、サイクロンによって60万ヘクタールにおよぶ農地が水浸しになり、被災地の家畜の50%が死亡し、漁船が壊されるなど、人々の生計手段に著しい打撃を被った。報告書によると、その被害総額は40億米ドルにのぼっている。 ユニセフは最新のアピールのなかで、2009年4月までの人道支援活動に9070万米ドルを要請した。
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