メニューをスキップ
公益財団法人日本ユニセフ協会
繝。繝九Η繝シ繧偵せ繧ュ繝�プ
緊急支援情報
受付中の緊急募金 >>ロヒンギャ難民 l シリア l 自然災害 l アフリカ栄養危機 l 人道危機 l 過去の緊急募金報告 l
 
一覧を見る
English

東日本大震災緊急募金
2014/12/12
第248報 CAPワークショップ 陸前高田で開催 子どもをあらゆる暴力から守るために
2014/11/17
第247報 地域で支える仕組みをつくるために 気仙沼市で里親子支援セミナーを開催
2014/12/23
スマトラ沖地震・津波から10年 長谷部誠選手、バンダ・アチェ訪問 被災地の子どもたちと交流
2014/11/23
第246報 4年目のユニセフ「祈りのビッグツリー」 子どもたちの祈りや願いが輝くツリーが、今年も気仙沼に誕生
2014/11/5
第245報 児童虐待防止キャンペーンをサポート 昨年度、全国における児童虐待相談は7万件以上
2014/10/5
第244報 パワーアップした子どもたち 「子どものまち・いしのまき」2014
2014/10/11
第243報 みなさまのご支援が繋いだ「復興」 「みどり幼稚園」新園舎が完成
2014/9/12
第242報 石巻市立河北中学校の3年生 ユニセフハウス訪問
2014/8/2
第241報 復興するまちの「大切な場所」
2014/8/2
第240報 みなさまが支えた“子育て”の現場が、続々“復興”
2014/8/25
第239報 無償でCAPを提供 岩手県沿岸部の保育所・幼稚園に
2014/7/30
第238報 里親子支援「ふれあいサマーキャンプ」開催
2014/6/30
第237報 長谷部誠選手 南三陸町「あさひ幼稚園」を訪問
2014/6/6
第236報 改めて「子どもとともに」を訴える
2014/5/28
第235報 支援される方々のセルフケア
2014/5/7
第234報 新たな役割を担う“仮設園舎”
2014/4/25
第233報 山形に避難された親子への支援
2014/5/20
第232報 震災で流された遊び場 「プレーカー」3台が、岩手・宮城・福島へ
2014/4/20
第231報 2014年度の支援内容を、行政やパートナー団体と確認 4年目のCAPプログラム
2014/4/22
第230報 「自然災害に備える、日本の子どもたち」ユニセフ緊急支援専門官が、世界に発信 世界防災会議へ向けた一歩
2014/3/27
第229報 子どもたちが復興計画を発表 シンポジウム 『未来をつくる私がおとなに伝えたいこと』
2014/3/10
第228報 『あの日 生まれた命』
2014/3/6
第227報 レーク事務局長が来日 宮城県の被災地を再び訪れる 子ども主導の復興・防災の取り組みを視察
2014/3/5
第226報 【参加者募集】 3月27日(木)開催 シンポジウム「未来をつくる私がおとなに伝えたいこと」
2014/2/24
第225報 3年レポート 発表 レジリエントな社会を、子どもたちと。
2014/1/31
第224報 「知ること・伝えることが第1歩」子育て支援関係者を対象に里親研修
2014/1/28
第223報 「まちの未来をデザイン」未来の七郷まちづくり 宮城県仙台市から
先頭に戻る

東日本大震災復興支援 第248報
CAPワークショップ 陸前高田で開催
子どもをあらゆる暴力から守るために

【2014年12月12日 岩手・陸前高田発】

© 日本ユニセフ協会

子どもをあらゆる暴力から守るための人権教育を行っているCAP(Child Assault Prevention)。今回は、陸前高田市で保育士の方々と子ども支援団体の方々向けにCAPワークショップが開催されました。CAPはアメリカで開発された子どもへの暴力防止教育プログラムです。子ども自身があらゆる暴力から自分の心と体を守るための知恵がたくさん盛り込まれています。幼保育園、小中学校での子ども、教職員、保護者向けや地域のおとな向けなどのプログラムがあり、陸前高田市内では震災後3度目の開催になりました。

「子どもを暴力から守るためにできること」市内の保育士さんたちに知ってもらう

岩手県陸前高田市にある社会福祉法人陸前高田市保育協会は、11日、協会に加盟する保育園の保育士向けの研修として、陸前高田市役所会議室を会場に『子どもを暴力から守るためにできること』と題したCAPワークショップを開催しました。

市内5カ所の保育園から、第一線で活躍する保育士さん11名が参加しました。講師は、日本ユニセフ協会と業務連携する一般社団法人J-CAPTA(ジェイ・キャプタ)チーフディレクターの木村里美さんと山田町などを拠点とするCAPリアスのメンバー計3名。

震災後、山田町では、町内の保育園でCAPワークショップが積極的に取り入れられ、小学校入学前に半数以上の子どもたちがCAPワークショップを受講して、自分のこころと身体を大切にすることを学んでいます。山田町で行われている子ども向けプログラムの紹介やロールプレイを体験しながら、子どもの人権尊重、誘拐やいじめなどから子どもたちを守る具体的な方法など、保育士として子どもたちを守るためにできることは何かを再確認しました。

参加した保育士さんたちからは、「安心、自由、自信の言葉がすごく大切だと思いました」、「子どもの話を聴いたら、まず気持ちを受け止めてあげることの大切さを改めて実感しました」、「今日の研修を参考に、子どもの心に寄り添った言葉がけをしていきたいです」などの感想が寄せられました。

市内の子ども支援団体の方々にも知ってもらう

© 日本ユニセフ協会

翌日12日は、陸前高田市で毎月開催されている「陸前高田市子ども支援ネットワーク会議」を主催するNPO法人P@CTさんの主催により、ネットワーク会議に参加している子ども支援団体などを対象にしたCAPワークショップがおこなわれました。

陸前高田市のみならず気仙地区の子ども・子育て支援関係団体や、子ども・子育て支援に関心のある市民の方々にも聞いてもらおうと、陸前高田市社会福祉課、児童家庭支援センター大洋も共催してくださいました。当日は、子ども支援ネットワーク会議参加者をはじめ、気仙地区で子ども支援に関わる担当者など19名が参加しました。

ワークショップでは、幼保育園、小学校、中学校などでおこなわれる子ども向けワークショプの紹介とともに、実際に子ども支援に携わっている方々向けに、より実践的な子どもとの関わり方についても紹介されました。

講師の一般社団法人J-CAPTA(ジェイ・キャプタ)チーフディレクターの木村里美さんからは、「子どもに防犯道具を持たせるのではなく、子ども自身の心の中に、自分を守るための道具をつくること、そのためには人権意識を高めるような子どもたちへの働きかけが大切」と伝えられました。また、「虐待が世代間連鎖するというが、実際は3割のみで、ほとんどは繰り返されていない。虐待を受け、虐待を繰り返していないおとなはたくさんいる。虐待を繰り返す人と繰り返さない人との違いは、信頼できるおとなにどれだけ早く出会い、話せたかどうか。早ければ早いほど回復力は早い」信頼できる大人が子どもの周りに増えることの重要性について語られました。

専門家につなげる前に、周囲のおとなが子どもをケアすることができるということ、子ども自身が回復力を持っていること、子どもの内なる力を引き出して、自分で選択できるようになることを支援するのが外からの働きかけ、「〜してはダメ」などの禁止や「〜しなさい」などの断定的なメッセージではなく、「〜してもいいよ」メッセージの重要性などの話が参考になったという参加者からのコメント。「自分も伝える側になっていきたい」、「日頃の活動で生かして行きたい」、「自分の子どもにも伝えて行きたい」などの積極的な意見も出されました。

トップページへ先頭に戻る