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エボラ出血熱緊急募金 第57報
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© UNICEF Guinea/2015 |
ギニアで学校が再開。ユニセフはパトなー団体と共に、安全に学校を再開できるよう、支援を続けてきた。 |
エボラ出血熱によってギニア、リベリアそしてシエラレオネの公立学校は2014年7月〜8月以降休校が続いていました。500万人の子どもが学校教育を受けられなかったことになります。
ギニアでは、(1月19日)正式に学校が再開しました。リベリアとシエラレオネでは、ユニセフが政府ならびに地元コミュニティと共に学校の再開に向けて活動しています。
教員は学校が休校状態にあっても安全な情報を伝えるために、また再開時には安全な環境づくりを推進するために、重要な役割を担っています。ユニセフは何千もの教員に研修を行い、教員が子どもに、そして親や他の教員、さまざまな地域のメンバーに、身を守るために必要な知識(エボラの感染予防含め)を身につける目的で社会啓発キャンペーンへの参加を促しました。
© UNICEF/NYHQ2015-0054/UNMEER Martine Perret |
ギニアのコナクリにある小学校で学校が再開。登校する生徒たちに非接触式体温計を使って体温検査を行う様子。 |
リベリアとシエラレオネでユニセフは、休校状態にあっても教育の機会を提供するラジオ教育プログラムの開発を支援しています。ラジオの数が少ないこと、そして電力供給も不安定なものであるため、最も脆弱な立場に置かれている5万世帯への太陽光発電式ラジオ1万7,000個を調達し、現地のパートナー団体とともに、遠隔地に収録済みのラジオ放送プログラムを提供しました。
学校再開後も、算数、社会、科学などの教科を含むこのラジオプログラムは、継続される予定です。これは、特に学校に通えない児童への教育支援において、重要な役割を果たします。エボラ危機前、初等教育就学率はギニアで58%、リベリアでは34%、そしてシエラレオネでは74%でした。
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