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東日本大震災復興支援 第251報
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本日17日には、アンソニー・レーク事務局長が、世界会議のワーキングセッション『子どもと若者』に参加。子どもの視点での防災や復興、子どもの参加の重要性を訴えます。(シンポジウムやワーキングセッションの様子は、本ホームページで後日詳細を報告いたします)。
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世界会議開催に合わせ、昨年12月、スマトラ沖地震/インド洋大津波の大震災から10年を迎えたインドネシアのバンダ・アチェを訪問されたプロサッカー選手の長谷部誠さんの様子をフィーチャーした30秒の公共 CM(動画)を制作し、仙台市内や東京都内の屋外ビジョンでも公開しています。(※2015年3月31日まで放映予定。終了日は、各屋外ビジョンで異なります)
「この船は向こうから流れてきたらしいです」「これぐらいの距離にいたら、大丈夫って思っちゃうもんなぁ」。津波で約3km内陸に打ち上げられた船の上で語る長谷部さんの姿で始まる本CMは、子どもたちと交流する長谷部さんの姿を背景に、10年にわたる緊急・復興支援の過程で、マラリアの撲滅など、震災以前よりも子どもたちを取り巻く環境が改善されたバンダ・アチェの様子を紹介。「被災地で、世界で、子どもにやさしいまちづくりを」のメッセージで完結します。
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バンダ・アチェ滞在中、幼い頃震災を体験し防災や復興に真剣に向き合っている高校生らと対話する機会も持った長谷部さんは、帰国後、次のようにおっしゃっています。
「耐震性の高い建物や津波避難ビルなど、10年経ったバンダ・アチェには、万が一への備えが、まさに目に見える形で準備されていることが実感できます。でも、そういったハードの面だけでなく、小学校で見た避難訓練のようなことも含めて、万が一の時にどういった対応をすべきかということを身に付ける訓練が繰り返し行われるといったことが、とても大切なんじゃないかと思います。震災の経験や教訓は、次の世代に引き継がれなければならないし、防災を考える上でも、それは、とても大切なことなんじゃないでしょうか」
復興や防災の取り組みの中で、子どもの生きる力を育み、子どもらしく成長できる環境を確保すること。その社会づくりのプロセスにも、子どもが主人公の一人として参加できる場所や機会を確保すること。ユニセフは、国や地域を問わず全てのまちが「子どもにやさしいまち」になることを願い、「子どもにやさしいまち」をつくることこそ、災害にレジリエント(強い=しなやかで回復力のある)な社会をつくることだと考えます。