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ネパール大地震緊急募金 第2報
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© UNICEF/NYHQ2015-1013/Nybo |
首都カトマンズのトリブバン大学教育病院で、怪我を負った娘に付き添う母親。 |
ユニセフ(国連児童基金)は、ネパールでの地震によって深刻な被害を受けた地域に暮らす94万人の子どもが、緊急の人道支援を必要としていると発表しました。4月25日に起きたマグニチュード7.9の地震とその後も続く余震は、2,000人以上の死者を出し、広範囲にわたる建物倒壊など、ネパールに多大な被害をもたらしました。
被災地域では、既に水や食糧の不足、停電、通信網の遮断などが起きています。何十万人もの人々が、余震を恐れ屋外で夜を明かしました。さらに状況を悪化させる激しい降雨も報告されています。こうした危機において、子どもたちは特に厳しい状況に置かれます。安全な水やトイレが使えないことで、汚水に起因する病気のリスクが高まり、また家族と離れ離れになった子どももいると考えられています。
ユニセフは、被災した子どもたちに緊急人道支援を行うための人員と物資をネパールに送り、特に水と衛生、栄養、教育、保護の分野で支援活動を開始しました。まずネパール国内に備蓄している物資を使い、仮設避難所に集まっている人々のための水と給水タンク、経口補水塩、亜鉛の錠剤、救護施設用のテントなどを提供しています。
また、医薬品や医療備品、テント、毛布など合計120トンのユニセフの救援物資をカトマンズへ空輸するため、2機の貨物輸送機が離陸の準備を進めています。
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