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シリア緊急募金 第172報
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© UNICEF/NYHQ2014-0291 |
心のケアの一環として、避難所でアクティビティを行うシリアの子どもたち。※本文との直接の関係はありません。 |
「ユニセフは、15日に起こったアレッポの民間人居住区への追撃砲攻撃によって、少なくとも19人の子どもが犠牲になったことを、断固として非難します。この19人の中には、ユニセフが支援する“子どもにやさしい空間”にいた6人も含まれます。
“子どもにやさしい空間”は、子どもが子どもらしく遊び、ほんのひと時だけでも紛争の恐怖を忘れて過ごすことができるよう設置された場所です。決して、攻撃の対象となってはならないのです。
この非難されるべき攻撃は、シリアの子どもにとっては、“遊ぶ”という当たり前の行為でさえ、大きな危険を伴うことを示しています。この数週間、子どもたちが死亡したり負傷する民間人居住区への無差別攻撃が何度も報告されています。
このような攻撃は、紛争状態であってもすべての軍事組織が遵守するべき義務を無視するという目に余る行為であり、シリアには、子どもたちにとって安全な場所などないという現実を厳しく突きつけています。
© UNICEF/UKLA2013-04415/Brooks |
シリア難民の親子。 |
ユニセフはシリア紛争のすべての当事者に対し、こうした攻撃を直ちに止め、国際人道法に則って、一般市民や学校、診療所、給水施設といった公共施設を守るために最善を尽くすよう要求しています。子どもを含むすべての一般市民は、どんな時も守られなければなりません」