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公益財団法人日本ユニセフ協会
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シリア緊急募金 第172報
アレッポの民間人居住区で追撃砲攻撃
子ども19人が犠牲
“子どもにやさしい空間”までも攻撃対象に
ユニセフ事務局長が強い非難を表明

【2015年9月16日 ダマスカス(シリア)発】

シリアのアレッポにおいて、子どもを含む一般市民が追撃砲の攻撃で死亡したことを受け、ユニセフ事務局長のアンソニー・レークは、以下の声明を発表しました。

* * *

心のケアの一環として、避難所でアクティビティを行うシリアの子どもたち。※本文との直接の関係はありません。
© UNICEF/NYHQ2014-0291
心のケアの一環として、避難所でアクティビティを行うシリアの子どもたち。※本文との直接の関係はありません。

「ユニセフは、15日に起こったアレッポの民間人居住区への追撃砲攻撃によって、少なくとも19人の子どもが犠牲になったことを、断固として非難します。この19人の中には、ユニセフが支援する“子どもにやさしい空間”にいた6人も含まれます。

“子どもにやさしい空間”は、子どもが子どもらしく遊び、ほんのひと時だけでも紛争の恐怖を忘れて過ごすことができるよう設置された場所です。決して、攻撃の対象となってはならないのです。

この非難されるべき攻撃は、シリアの子どもにとっては、“遊ぶ”という当たり前の行為でさえ、大きな危険を伴うことを示しています。この数週間、子どもたちが死亡したり負傷する民間人居住区への無差別攻撃が何度も報告されています。

このような攻撃は、紛争状態であってもすべての軍事組織が遵守するべき義務を無視するという目に余る行為であり、シリアには、子どもたちにとって安全な場所などないという現実を厳しく突きつけています。

シリア難民の親子。
© UNICEF/UKLA2013-04415/Brooks
シリア難民の親子。

ユニセフはシリア紛争のすべての当事者に対し、こうした攻撃を直ちに止め、国際人道法に則って、一般市民や学校、診療所、給水施設といった公共施設を守るために最善を尽くすよう要求しています。子どもを含むすべての一般市民は、どんな時も守られなければなりません」

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