【2015年11月9日 ジブチ/ロンドン発】
ユニセフ親善大使のデイビッド・ベッカムがジブチの難民キャンプを訪問し、紛争や暴力で周辺国から避難を強いられている子どもたちやその家族と面会しました。
© UNICEF/UKLA2015-00082/Nickerson |
ベッカム親善大使はアリアデ難民キャンプを訪れ、予防可能な病気から子どもたちの命を守るユニセフの予防接種活動の様子を視察しました。この難民キャンプには、エチオピアやエリトリア、ソマリアなどからの1万人を超える難民たちが身を寄せています。
ベッカム親善大使は、「難民キャンプを訪れたのはこれが初めてです。紛争や暴力で生活が一変した子どもたちとの出会いは、とても衝撃的でした。困難な環境下で生活をする子どもたちの姿を目にし、一人の父親として胸が張り裂ける思いでした」と述べました。
「世界のどのような場所であろうと、すべての子どもたちが人生において平等な機会をもっています。『7(セブン):デイビッド・ベッカム・ユニセフ基金』の支援のもと、ユニセフは難民の子どもたちを含め、すべてのジブチの子どもたちが予防可能な病から身を守り、健康でたくましく育つことができるようにするため、必要不可欠な予防接種や医療ケアの支援を行っています」
ベッカム親善大使は今年始めに設立されたこの基金を通じ、自身の持つ発言力や影響力、幅広い人脈を最大限に生かし、子どもたちのために長期的でよりよい変化をもたらすために必要不可欠な資金を集めています。
『7』は、ジブチの子どもたちへの予防接種やパプアニューギニアの栄養不良の影響を受ける子どもたちへの命を守る治療食の提供など、世界中で行われている、子どもたちを守るためのユニセフの支援活動を支えています。
ベッカム親善大使のジブチへの訪問は、世界7大陸に赴き7試合を行うベッカム親善大使の様子を捉える英国メディアのBBCによるドキュメンタリー番組の一環として実現しました。このドキュメンタリー番組は、世界の異なる地域でサッカーの試合が持つ影響力を探り、サッカーの力が世界をよいものへと変える力となることを描いています。
旅の最終目的地は、マンチェスター・ユナイテッドの本拠地である英国オールド・トラフォード。11月14日(土)、ベッカム親善大使は自身がキャプテンを務めるイギリスとアイルランドの合同チームである英国選抜チームとジネディーヌ・ジダン氏が率いる世界選抜チームによる親善試合に参加します。「子どもたちのための試合」と名付けられたこの試合は、『7(セブン):デイビッド・ベッカム・ユニセフ基金』の活動への認識を高め、資金を募ることを目的に開催されます。
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11月14日(土)「子どもたちのための試合」についてはこちらをご覧ください。
ベッカム親善大使の旅の様子は、こちらでもご覧いただけます。また ハッシュタグ #MatchForChildren #Beckham7 #UNICEFでも活動を紹介しています。
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