メニューをスキップ
日本ユニセフ協会
HOME > ニュースバックナンバー2016年 >

エクアドル大地震
学校被害146校
水の供給が絶たれた地域も

【2016年4月20日  キト(エクアドル)/パナマ/ニューヨーク/ジュネーブ発】

ユニセフの緊急支援チームは、最も被害が大きかったペデルナレスとエスメラルダスの2つの地域に入り、子どもたちのニーズ調査と支援の調整にあたっています。

被災地では、生活インフラや家屋、病院や保健センターといった施設への壊滅的な被害が徐々に明らかになってきています。政府によると、19日時点で、805棟の建物が倒壊、608棟が何らかの被害を受けており、146校の学校も損傷していることが確認されています。また、ポルトビエホとチョネでは、2つの病院が全壊しました。ユニセフのチームが訪れた町では、水の供給が完全に絶たれていました。

地震の被害に遭った建物。

© UNICEF/UN017170/Castellano

地震の被害に遭った建物。

水の確保と衛生環境の改善が特に緊急の課題ですが、ジカ熱、デング熱、マラリアなどの感染症の拡大も懸念されています。ユニセフは政府並びに被災地の各自治体と協力しながら、浄水剤(2万錠)、蚊帳(4,500張)、防水シートを被災地域に届けるなど、避難場所、保健、水と衛生などの分野で支援を行っています。既に、親を亡くすなどして保護者がいない状態の子どもが確認されており、被災した子どもたちの保護に焦点を置いた支援も開始する予定です。

ユニセフによる追加の支援物資を積んだ飛行機は、現地時間21日早朝に到着予定です。

シェアする


トップページへ先頭に戻る