【2016年6月1日 バグダッド(イラク)発】
イラク中部の都市ファルージャなどで戦闘が激化していることを受け、現地で活動するユニセフ(国連児童基金)・イラク事務所代表のピーター・ホーキンスは以下の声明を発表しました。
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© UNICEF/UNI199901/Anmar |
ユニセフは、ファルージャをはじめイラク国内全土で暴力が激化するなか、極度の、そして増大する危険に直面している子どもたちの保護について懸念しています。
首都バグダッドから西に60キロにある町、ファルージャにおける軍事作戦の開始以来、町から避難できた家族はほとんどいません。大半の家族が2つのキャンプに移動し、その他の家族は身内や親せきの家に避難しています。
町には少なくとも2万人の子どもたちが取り残されているとユニセフは推定しています。報告によると、食糧や医薬品は底を尽きかけており、きれいな水も不足しています。
子どもたちは、戦闘のための強制的な徴用、厳重な保安検査、家族との別離のリスクに直面しています。
徴用された子どもたちは、武器を持ち、おとなの戦争に参加して闘うことを強要される中で、自分の生活や未来が脅威にさらされる経験をします。
ユニセフはすべての当事者に向けて、ファルージャに取り残された子どもたちを守り、町からの避難を願う人々に安全な経路を提供し、避難している人々に安全で守られた環境を提供するよう求めます。
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(2016年5月31日 ユニセフ・イラク事務所発)
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