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【2017年3月9日 ジュネーブ発】
ハンガリーで難民・移民に関する新たな法案が採択されたことを受け、ユニセフ(国連児童基金)欧州地域事務所代表兼欧州難民危機特別調整官アフシャン・カーンは、新法の子どもに与える影響について声明を発表しました。
© UNICEF/UNI197322/Smithies
ハンガリーの公式な国境検問所以外からの入国を防ぐ警察と軍(2015年9月撮影)
「ユニセフは、ハンガリーで、14歳を過ぎた難民・移民の子どもの強制拘留が予測される法案が採択されたことについて、危機感を募らせています。私たちは大統領に対して、この新法に署名する前に、すべての子どもたちを、何よりもまず子どもとして扱うように求めます。
暴力や迫害から逃れ、より良い生活を求める難民・移民の子どもたちを拘留することは、彼らに深い心の傷を負わせることになります。拘留は子どもたちを事実上犯罪者扱いするもので、教育などの権利を奪います。そのことは、年齢に関係なくどの子どもにも生涯にわたる影響を与えます。
私たちは、ハンガリー政府が引き続き子どもの権利条約を守り、EU法ならびに国際法を順守すると信じています。ユニセフは、ハンガリー政府によるそうした努力を支援していく用意があります」
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