【2017年5月29日 東京発】
ユニセフは、胎児期から特に生後3歳までの乳幼児期の子どもの発達(Early Childhood Development - ECD)の大切さを訴える「ECD世界キャンペーン」を展開しています。その一環として制作に参加したのが、映画『いのちのはじまり:子育てが未来をつくる』です。昨年秋から今年初めに、公益財団法人日本ユニセフ協会(東京都港区/会長・赤松良子)がユニセフハウス(東京)で開催した上映会で大きな反響を呼んだ本作が、6月24日(土)より、東京をはじめ全国で一般公開されることになりました。この一般公開を記念し、国内配給会社アップリンク主催の試写会が、6月2日(金)、日比谷図書文化館コンベンションホール(東京都千代田区)で開催されます。
本試写会では、映画上映後に、東日本大震災の被災地支援にも当協会のケアアドバイザーとして取り組まれた元ユニセフ職員で臨床心理士の本田涼子氏が登壇。乳幼児期の脳の発達やECDに関わるユニセフの活動についてお話しいただきます。
子育ての様子を9か国で撮影した本作は、異なる文化や社会的背景の中で、父親・母親それぞれの役割、遊びと脳の発達、地域社会との関わり、貧困といった子育てにおける世界共通のテーマを取り上げ、子どもの成長にとって大切な乳幼児期の経験について考えるきっかけを与えてくれます。
※一般公開に合わせて、作品タイトルが『命の始まり』から『いのちのはじまり:子育てが未来をつくる』に変更となりました。
臨床心理士として、児童家庭支援センターみなと(横浜市)、日本赤十字医療センター附属乳児院で勤務。米国コーネル大学で農村開発学修士、アライアント国際大学カリフォルニア臨床心理大学院東京校で臨床心理学修士を取得。1997年から4年間、ガーナのユニセフ事務所でモニタリング評価担当官として勤務。2011‐2016年、日本ユニセフ協会東日本大震災緊急支援本部心理社会的ケアアドバイザー。
2015年9月に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」には、乳幼児期の子どもの発達(ECD)が国際課題の一つとして位置づけられています。ユニセフは、ECDを国際目標のひとつとして位置付けた背景にもなった、世界各地の現場で積み重ねてきた経験と、脳科学をはじめとする最新の科学的知見を裏付けに、赤ちゃんが母胎の中にいる10か月間を含む、8歳までの時期の大切さを訴える「ECD世界キャンペーン」を展開しています。 キャンペーン名は、 「Early Moments Matter = “はじめ”が肝心 」です。
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日時: 6月2日(金)
会場: 日比谷図書文化館 コンベンションホール(東京都千代田区日比谷公園1番4号)
東京メトロ 丸の内線・日比谷線「霞ヶ関駅」B2出口より徒歩約3分
JR 新橋駅 日比谷口より 徒歩約10分
参加者: 抽選当選者約300名 ※一般の参加受付は既に終了しています
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