【2018年4月16日 東京発】
公益財団法人日本ユニセフ協会(東京都港区・赤松良子会長、以下「日本ユニセフ協会」)と、世界的ヒップホップボーイズグループ BTS (防弾少年団)(以下「BTS」)ならびにBTSが所属する韓国のBig Hit Entertainment社(以下、「BHE社」)の3者は、本日、ユニセフ(国連児童基金)が展開する、子ども及び青少年に対するあらゆる形態の暴力の撲滅のための世界的キャンペーン「#ENDviolence(暴力をなくそう)」の日本国内での普及と世界の子どもたちへの支援を呼びかけることを内容とするパートナーシップを締結しました。
提供:Big Hit Entertainment |
この取り組みは、昨年11月より、BTSとBHE社がユニセフとのパートナーシップを通じて韓国で開始した「LOVE MYSELF (私自身をまず愛そう)」キャンペーンのグローバル展開の第1弾として、日本にて実施するものです。
本パートナーシップの下、日本ユニセフ協会は、BTSとBHE社の協力を得て、本日、特設WEBサイト< www.unicef.or.jp/endviolence/bts/>を公開。今月下旬BTSファンミーティング公演が開催される横浜アリーナと大阪城ホールにて特設ブースを設置し、ユニセフの活動と「LOVE MYSELF」キャンペーンを紹介するとともに、支援を呼びかけます。
「LOVE MYSELF」及び「#ENDviolence」キャンペーンの趣旨に賛同してくださる日本のみなさまに向け、日本ユニセフ協会の特設WEBサイトでは、都度の募金や毎月定額をご寄付いただけるユニセフ・マンスリーサポートプログラムへのご参加を呼びかけています。また、BTSとBHE社は今後、BTSの日本ツアー期間中に会場にて販売される「LOVE MYSELF」キャンペーンと関連した 商品や公式グッズ(Official Goods)の収益全額を、日本ユニセフ協会に寄付する予定です。
本パートナーシップの締結にあたり、前日(日曜日)午後、千葉県幕張市内で実施した署名式には、BTSのメンバー全員が参加。本キャンペーンへの意気込みなどを語りました。
提供:Big Hit Entertainment |
【開催日時】2018年4月15日午後
【会場】幕張メッセ 国際会議場
【登壇者】
世界では5分にひとり、子どもが暴力によって命を落としています。
子どもへの暴力にはさまざまな形態があり、例えば、家庭での暴力的なしつけや学校での体罰を含む身体的暴力、ネグレクト、暴言などによる精神的虐待、性的虐待などが含まれます。暴力を受けた子どもは、身体的な傷を負うだけでなく、生涯にわたるトラウマを抱えることも少なくありません。しかし、社会的・文化的規範によってその行為が容認されていたり、人目の付かない場所で行われているために表面化しづらいことから、この問題に対する認識は決して十分ではありません。何も行動が起こされず、現在のままの傾向が続けば、2030年までに、200万人近くの子どもと若者が暴力によって命を落とす恐れがあります。
ユニセフは、こうした子どもに対する暴力の問題への関心を高めることを目的に、2013年、「#ENDviolence(暴力をなくそう)」キャンペーンを全世界でスタートさせました。現在、世界中のユニセフ現地事務所やユニセフ協会が、各国政府や国連機関、民間企業、市民社会、研究者、若者たちと協力し、国連「持続可能な開発目標(SDGs)」のターゲット16.2に明記されている「2030年までにあらゆる形態の子どもへの暴力を撲滅する」という目標を達成するため、様々な取り組みを行っています。
デビューの頃から、真の愛の意味を追求してきたBTSが、自身に対する信頼を失い、萎縮し悩む若い世代に向け、自らを愛する重要性を強調したメッセージを伝えたい趣旨から企画されたキャンペーンであり、自身に対する真の愛と信頼の回復から他人を包み込み、より歩み寄り、成熟な暖かい社会を作りたいという意味を込めています。
『LOVE MYSELF』キャンペーンの詳しい内容と関連情報は、公式ページ<www.love-myself.org>にてご確認いただけます。また、ハッシュタグ#BTSLoveMyselfを通じツイッター、インスタグラム、フェイスブックなど、多様なソーシャルチャンネルを通じて参加と共有が可能です。
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