【2018年7月16日 ニューヨーク発】
ユニセフ(国連児童基金)とWHO(世界保健機関)が本日発表したデータによると、2017年に、世界の乳幼児1億2,300万人が、少なくとも三種混合ワクチン(DTP:ジフテリア・百日咳・破傷風混合ワクチン)一回の予防接種を受けたということです。
© UNICEF/UN0201066/Krepkih |
データによると:
こうした成功の一方で、2017年、約2,000万人の乳幼児が三種混合ワクチンを三回接種しておらず、予防接種の恩恵を十分に受けることができませんでした。この中うち約800万人(4割)が、紛争を含む、脆弱な、人道支援を必要とする環境で暮らしています。特に、都市部の貧困層における不平等や周縁化が見られる中所得国では、予防接種を受けられない人数が増えています。
人口が大きくなるにつれて、さらに多くの国々が予防接種プログラムへの投資を拡大する必要が出てきます。本当に必要なワクチンをすべての子どもたちに届けるためには、さらに毎年推定2,000万人多くの子どもに三回の三種混合ワクチン、4,500万人に二回目の麻疹ワクチン、そして7,600万人の子どもに三回の小児用肺炎球菌ワクチンを受けさせなければなりません。
これらの取り組みのもと、ユニセフとWHOは世界中の人が必要な予防接種を受けられるように、以下を行っています。
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■WHOとユニセフは2000年以来、194のWHO加盟国における国別接種率の推計値を毎年発表しています。2017年版は、1980年~2017年までの37年分のデータを含みます。予防接種におけるユニセフの活動詳細については、こちらをご覧ください。
■グローバル・ワクチン・アクションプラン2012-2020(Global Vaccine Action Plan 2012-2020)
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