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日本ユニセフ協会
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ナイジェリア
武装グループが子ども833人解放 ユニセフ、家族との再会や社会復帰を支援

【2018年10月12日  マイドゥグリ(ナイジェリア)発】

ユニセフ(国連児童基金)は、ナイジェリア北部のマイドゥグリで、子どもの徴用・徴兵を終わらせ防止すると約束した民兵組織「一般市民合同タスクフォース(CJTF)」が子ども833人を解放したことを歓迎します。

家族との再会や社会復帰を支援

CJTFは、子どもの徴兵・徴用に関する子どもと武力紛争に関する国連事務総長年次報告書の添付文書に掲げられたことを受けて、2017年9月に子どもの徴用・徴兵を終わらせ防止する措置を取ることを約束する行動計画に署名して以来、初めて正式に子どもたちを解放しました。

「今回の子どもたちの解放は、CJTFが行動計画の条項を実施し、子どもの権利を守るための国際人道法、人権法ならびに地域・国家が定める法を遵守する決意があることを示しています」とユニセフ・ナイジェリア事務所副代表兼国連子どもの権利侵害調査・報告カントリー・タスクフォース共同議長(CTFMR)のパネラ・アイアンサイドは述べました。

「これは、子どもたちの徴用・徴兵の終了に向けた画期的な出来事です。しかし、まだ多くの子どもたちが他の武装グループで徴用・徴兵され、戦闘であるいは戦闘を取り巻く様々な仕事を担わされています。私たちはすべての紛争当事者に対して、子どもの徴用・徴兵を終わらせ、子どもたちが子どもらしくいられるようにすることを求めます」(アイアンサイド)

CJTFが行動計画に署名してから、その命令系統に置かれ関係している子どもたちを確認するために、CTFMRは共同現地調査を開始しました。本日時点で、マイドゥグリ市内でCJTFと関係のある子どもが1,469人(男子1,175人、女子294人)確認されています。

ユニセフは今後も、政府当局と密に協力し、本日解放された子どもたちおよび紛争の影響を受ける子どもたちの社会復帰に向けたプログラムを実施していきます。

ユニセフは2017年以降、武装グループから解放された8,700人以上の子どもたちに対して、家族を探し、コミュニティに戻し、心理社会的ケア、教育、職業訓練や非公式な技術習得の機会ならびに生計を向上する機会を提供し、彼らの社会および経済への再統合を支援してきました。

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