【2021年9月29日 カブール(アフガニスタン)発】
本日(29日)、ユニセフ(国連児童基金)の命を守る医療物資を積んだ最初の航空機が、欧州委員会人道援助・市民保護総局(ECHO)エアブリッジ(航空輸送経路)を通じて、アフガニスタンの首都カブールに到着しました。
© UNICEF/UN0528682/Fazel
カブールに到着したユニセフの命を守る医療物資。(2021年9月29日撮影)
今日到着した必要不可欠な医薬品、経口補水塩、抗生物質、医療・外科用資材を含む32トンの支援物資は、今後3カ月間、10万人の子どもたちと女性の支援に活用されます。
アフガニスタンの保健・医療施設が深刻な物資・医薬品不足に直面している中で、これらの支援物資は到着しました。ユニセフ・アフガニスタン事務所代表のエルベ・ルドビック・デ・リスは「アフガニスタンの子どもたちや母親たちは、深刻化する保健・栄養危機に直面しており、今回の医療物資は、そうした重要な時期に対応するものです。子どもたちと母親たちが必要とする基本的な保健サービスを受けられるようにするための、欧州連合(EU)の支援に感謝します」と述べた。
ECHOエアブリッジを介したカブールへの物資輸送は2回予定されており、今回到着した分は、そのうちの最初のものです。
世界中で起きている紛争や武力衝突、感染症の流行など人道危機に苦しむ子どもたちのために、ユニセフは緊急支援を行っています。その活動を支えるため、(公財)日本ユニセフ協会は、ユニセフ「人道危機緊急募金」を受け付けております。アフガニスタンの子どもたちを含む、最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるために、ご協力をお願い申し上げます。
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