2022年10月10日ニューヨーク発
市民の抗議デモが続くイランで子どもや若者に死傷者が出ていることを受け、ユニセフ(国連児童基金)事務局長のキャサリン・ラッセルは以下の声明を発表しました。
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子どもの保護を呼びかけ
イランで続く市民の不安の中で、子どもや若者が殺されたり、負傷したり、拘束されたりしているという報告を受け、事態を非常に憂慮しています。私たちの思いは、死傷された方々のご家族と共にあり、その悲しみを分かち合っています。
死傷者の報告に加えて、多くの子どもたちが路上で、またメディアを通じて暴力を目の当たりにしており、彼らの健全な成長に長期的な悪影響を与える可能性があります。
ユニセフは、紛争下や政治的な出来事の最中であったとしても、すべての子どもたちをあらゆる形態の暴力や危害から保護することを求めています。子どもに対する暴力は、誰によるものであれ、またどのような状況であれ、許されるものではありません。
ユニセフは、国連事務総長がイラン当局に対し「不必要または不釣り合いな力の行使を控える」よう求めたことに賛同します。子どもや若者は、常に安全かつ平和的な方法で権利を行使できるようでなければなりません。