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日本ユニセフ協会

プレスリリース

ガザ停戦崩壊後、子ども322人死亡
1年半で計1万5,000人超す
ユニセフ、停戦再開と人道法遵守を求める

2025年3月31日ニューヨーク/アンマン(ヨルダン)

ガザ地区における停戦の崩壊と激しい砲撃・地上作戦の再開により、少なくとも322人の子どもが亡くなり、609人が負傷したと報告されており、ユニセフ(国連児童基金)は停戦の再開とすべての当事者による国際人道法の遵守を呼び掛けました。この10日間では1日当たり平均100人の子どもが死傷しており、これらの子どもたちのほとんどは、その場しのぎのテントや壊れた家屋に身を寄せていたところで攻撃に遭いました。この数字には、3月23日にガザ南部のアル・ナセル病院の外科病棟が攻撃され、死傷したとされる子どもも含まれています。

立ったまま食事をする5歳の男の子。停戦が発表されて自宅に戻ったが、攻撃が再開されたため再び避難し、テントで生活している(パレスチナ、2025年3月22日撮影)

© UNICEF/UNI767011/Nateel
立ったまま食事をする5歳の男の子。停戦が発表されて自宅に戻ったが、攻撃が再開されたため再び避難し、テントで生活している(パレスチナ、2025年3月22日撮影)

100万人の子どもが危険な状況

避難民の仮設テントで埋め尽くされているガザの道路。多くは停戦中に自宅に戻ったばかりだった(パレスチナ、2025年3月22日撮影)

© UNICEF/UNI767003/Nateel
避難民の仮設テントで埋め尽くされているガザの道路。多くは停戦中に自宅に戻ったばかりだった(パレスチナ、2025年3月22日撮影)

容赦ない無差別な爆撃の再開と、3週間以上にわたるガザ地区への物資搬入の完全な遮断により、人道的対応は非常に厳しい状況におかれ、市民、特にガザの100万人の子どもが深刻な危険にさらされています。

ユニセフ事務局長のキャサリン・ラッセルは次のように述べています。「ガザ地区の停戦は、切実に求められていたライフラインと、復興への希望をガザの子どもたちにもたらしました。しかし、彼らは再び、死を伴う暴力と剥奪の連鎖に陥れられたのです。すべての当事者は、子どもを保護する国際人道法の義務を遵守しなければなりません」

約1年半の戦争で、1万5,000人以上の子どもが命を落とし、3万4,000人以上の子どもがけがを負ったと報告されており、100万人近くの子どもが避難を繰り返すとともに基本的なサービスを受ける権利を奪われています。

ガザ地区への支援物資の搬入が3月2日以降一切認められておらず、戦争が始まって以来最も長い期間、支援物資が遮断されています。そのため、食料や安全な水が欠乏し、避難する場所や医療ケアがますます足りなくなっています。必要不可欠な物資がなければ、栄養不良や疾病、その他の予防可能な事態が急増し、防げたはずの子どもの死が増えることになります。

停戦再開と人道法遵守を

© UNICEF/UNI766986/Nateel 仮設テント前で食事の用意をする家族。食料や安全な水も不足している(パレスチナ、2025年3月22日撮影)

© UNICEF/UNI766986/Nateel
仮設テント前で食事の用意をする家族。食料や安全な水も不足している(パレスチナ、2025年3月22日撮影)

さまざまな人道支援組織がこのような恐ろしい状況においても子どもを保護し、支援するために懸命な努力を続けていますが、攻撃に直面し続けており、何百人もの支援従事者が死傷しています。こうした攻撃は国際人道法に背くものであり、絶望的な状況にある子どもたちの命を守る重要な活動の継続を危うくするものです。このような危険な状況が続いていますが、ユニセフは、子どもたちとその家族の生存と保護に必要な人道的支援活動を継続することに全力を尽くしています。

ユニセフは当事者に対し、敵対行為の停止と停戦の再開を引き続き求めます。人道支援と商用物資のガザ地区への搬入と地区内の輸送は認められなければなりません。病気の子どもやけがを負った子どもは、治療のために地区外へ搬送できなければなりません。子どもや支援従事者を含む民間人、および残っている必須インフラは守られ、人質は解放されなければなりません。

ユニセフはまた、影響力を持つ国々に対し、紛争を止め、子どもの保護を含む国際法の遵守を担保するために、その影響力を行使するよう強く求めます。世界は、子どもたちの死と苦しみが続くのを黙って見過ごしてはなりません。

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