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ユニセフ協会からのお知らせ

Climate Change and Children『気候変動と子どもたち』
ユニセフ、日本語版をホームページでリリース!

【2008年6月6日 東京発】

写真:Climate Change and Children『気候変動と子どもたち』

気候変動が世界、特に開発途上国の子どもたちの生存や健全な発達に与える影響と、同問題に対する子どもや若者の「声」をまとめたブックレット『Climate Change and Children』。その日本語版の邦題『気候変動と子どもたち』が完成。ホームページ上から閲覧が可能です。

写真左) ユニセフが気候変動問題を「子どもたちを取り巻く問題」としてまとめたブックレットの日本語版『気候変動と子どもたち』。
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気候変動と子どもたち

写真:家財道具を抱えて避難民キャンプに移動する人々
©UNICEF/HQ06-2275/Brendan Bannon
ケニアの洪水で住む場所を追われ、家財道具を抱えて避難民キャンプに移動する人々。

地球環境の悪化は年々勢いを増し、いま世界で大きな懸念事項のひとつとなっています。気候変動と子どもたちを取り巻く問題を扱った本ブックレットでは、海面上昇や干ばつ、洪水などの気候変動は、もはや単なる「環境」問題から、持続可能な開発、エネルギー安全保障および子どもの健康と福祉などに関わる問題へと変化していると指摘されています。

自然災害によってもっとも大きな苦しみを味わうのは、開発途上国の人々。中でも子どもたちは、自然災害のさなかに死亡する危険性がおとなよりも高く、また怪我や栄養不良、病気になる可能性も高くなります。さらに、親を亡くしたり、家族と離れ離れになったりすることもあり、この機を狙った人身売買などの被害を受ける恐れもあるのです。

写真:アフリカ北東部の国ジブチ
©UNICEF/HQ06-0203/Michael Kamber
アフリカ北東部の国ジブチ。妊娠6ヶ月のお母さんが、娘の手を引いて水汲みに向かっています。
写真:野菜を運ぶ子ども
©UNICEF/HQ06-0999/Shehzad Noorani
この男の子が暮らすバングラデシュ東部の村は、雨季には離島のようになり、一年の半分は冠水しています。

ユニセフは今回の『気候変動と子どもたち』の中で、様々な国の子どもたちの声も紹介。子どもたちは、かけがえのない星・地球を守るために、変革を起こす覚悟があると力強く訴えています。

2006年、メキシコシティで開催された第4回世界水フォーラムに参加した子どもたちは、世界のリーダーたちに、次のように問いかけました。

「私たち世界の子どもは、あなた方とともに、行動する用意が整っています。あなた方は、私たちと一緒に行動する準備ができていますか?」

「この問いかけに対する答えは、一点の曇りもない「Yes」でなければなりません。なぜなら、子どもたちにとって望ましいこと、つまり、環境汚染の削減、教育と健康の保護、環境の多様性の維持、水供給の保護、適切な衛生設備へのアクセスの改善は、この星の未来にとっても望ましいことだからです」。
(アン・ベネマン ユニセフ事務局長)

気候変動の影響をもっとも受けるのは子どもたちですが、一方、環境問題に関する意識が高く、状況を改善しより良い未来を作る力を持っているのも子どもたちなのです。未来を生きる子どもたちのために、私たちは何ができるでしょうか。

* * * * *

みなさまからの安定したご協力は、日々成長してゆく子どもたちの一時一時をささえ自分の力で人生を切り開くまでを長期的に支援することになります。暖かいご支援とご協力をお願い申し上げます。

ブルキナファソ衛生募金

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