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800人あまりが前会長に最後のお別れ
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21日(火)東京會舘(東京都千代田区)において、故澄田智前日本ユニセフ協会会長の「お別れの会」が開催されました。
1993年9月、日本ユニセフ協会の第4代会長に就任された澄田前会長は、本年2月までの14年あまりにわたり、世界の子どもたちのための様々な活動に積極的に寄与されました。
澄田前会長の在任中、日本ユニセフ協会を通じたユニセフ募金は、世界36カ国のユニセフ国内委員会中最高額となり、世界の関心があまり寄せられず、支援が集まりにくい国や地域でもユニセフが活動を続けられる源でもあるユニセフの通常予算に対する拠出額においては、米国政府に次ぐ第2位を占めるまでに *ユニセフ支援の輪が日本国内で拡がりました。 *2007年度拠出に於いて
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お別れの言葉を読む赤松良子日本ユニセフ協会会長。 |
また、澄田前会長の功績は募金面に留まらず、ユニセフが展開する商業的性的搾取からの子どもの保護活動の一環として、日本ユニセフ協会が1996年から続けてきたアドボカシー活動にも及んでいます。1997年6月には、当時のバールクヴィスト・スウエーデン駐日大使、谷垣禎一ユニセフ議員連盟事務局長と共に、自民党の山崎拓政調会長、橋本総理大臣を訪問し、『児童の商業的性的搾取に反対する共同声明』を手渡し、本件に関する立法措置の実現を強く訴えました。こうした活動の結果、「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」が、1999年5月に成立し、11月1日に施行されるにいたりました。
2001年7月にオープンした「ユニセフハウス」の展示コーナーでは、世界の子どもたちの暮らしやユニセフの活動を紹介。ユニセフ国内委員会の中では、世界で唯一の常設展示には、毎年全国から修学旅行生をはじめ青少年団体、教育関係者など、年間約2万人以上の方々が来館するにいたっています。
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お別れの言葉を読み上げる白川方明日本銀行総裁。 |
「当協会の理事会において、いつも私のお隣にお座りになられ、とても温厚、実直な方で、流石、立派な方が日本ユニセフ協会の会長であると、感銘を受けておりました。・・・そのご功績はたとえようもなく大きいものです。澄田さんを失ったことは、日本ユニセフ協会にとってこの上なく大きな損失であり、世界の子どもたちにとっても悲しみははかりしれません。これまでのご偉業はユニセフの歴史に末永く残されることでしょう。」赤松良子 日本ユニセフ協会会長は、弔辞の中で、澄田氏の功績をこうに讃えました。
日本ユニセフ協会は、澄田智氏のご尽力に深く感謝いたしますとともに、心から哀悼の意を表します。