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ユニセフ 『Facts for Life』第4版 発表【2010年4月7日 ニューヨーク・ジュネーヴ・マセル・レソト発】
周囲を南アフリカに囲まれた内陸国レソトを訪問中のユニセフのアン・ベネマン事務局長は、7日、長年にわたりユニセフが世界各地の支援の現場で、子どもたちの教育や医療・保健などのサービスに携る人々や施設に提供している、子どもや妊婦を死亡や、傷病や暴力から守る方法をまとめたブックレット『Facts for Life(生きるための知識)』の最新版を発表しました。 「教育が鍵です」と、ベネマン事務局長。「『Facts for Life』は、子どもたちの親やケアの担当者に、病気やさまざまな危険から子どもたちを守るために必要不可欠な知識を、優しい言葉で伝えるブックレットです。」 今回で第4版となる『Facts for Life』は、初版が出版された1989年以来これまでに、世界中で数百万人の人々に恩恵を与えてきました。第3版は約1,500万部が出版され、215の言語に訳され、世界中で利用されています。 このブックレットは、ユニセフがWHOやUNESCO、UNFPA、UNDP、UNAIDS、世界銀行と共同で出版しているもので、妊娠や出産、主要な子どもの病気、子どもの発達、就学前の教育、育児、子どもの保護や、子どもたちへのケアとサポート全般についての実用的な助言が記されています。 「肺炎、下痢、マラリア、はしか、HIV/エイズを全て合わせると、5歳未満の子どもたちの死亡の半分を占めます。」「こうした病気は、大部分は予防可能です。ただ必要な知識が無かったために、子どもたちの命が奪われている場合もあるのです。『Facts for Life』はこうした情報の溝を埋める手助けをしてくれています。」(ベネマン事務局長) ユニセフは、インターネットでも、『Facts for Life』(PDF版)の英語版、フランス語版、スペイン語版を提供しています。今回発表された最新版(第4版)には、暴力や、有害な慣行や慣習から子どもたちを守るための情報をまとめた「子どもの保護」に関する新しい項目が追加されています。 「女の子も男の子も、暴力と虐待から守られなければなりません。」「子どもたちを守ることによって、子どもたちは安全な環境で成長し、子どもたちの持っている全ての可能性が発揮されて、子どもたち自身が、貧困のサイクルを打開する役割を担うことができようになるのです。」(ベネマン事務局長)
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