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アグネス・チャン日本ユニセフ協会大使
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© UNICEF/2011/oPt/ Rula Halawan |
ヨルダン川西岸C地区のヘブロンの丘の向かいに位置するドカイカ村。この村は、1949年にイスラエルと近隣諸国が締結した停戦協定で設定されたグリーンラインと呼ばれる境界線からわずか70メートルほどの場所に位置し、村人たちは、常に暴力や破壊の危険に晒されている。C地区全域がイスラエルによって統治されている。 |
アグネス・チャン日本ユニセフ協会大使は、ユニセフ・パレスチナ自治区事務所の要請を受け、現地時間11月4日(日)から7日(水)までの4日間の日程で、ガザおよびヨルダン川西岸のパレスチナ自治区を訪問。長年にわたって子どもや女性たちが紛争や暴力に晒されている地域を訪れます。
ユニセフは、パレスチナ自治区で、子どもや特に妊産婦を対象にした保健や、栄養、給水活動、及び、トイレと衛生習慣の普及等の飲料水と衛生、スクールバスの提供や紛争で破壊された校舎の修復等をはじめとする教育、そして「心のケア」をはじめとする特に困難な状況に置かれている子どもの保護や福祉の各分野で、様々な活動を展開。長年にわたり、日本政府からも大きな支援が寄せられています。今回の訪問期間中、アグネス大使は、こうした日本の支援で進められている環境衛生や保健、教育などの“現場”も訪問する予定です。
また、今回の訪問が、「子どもの権利条約」(児童の権利に関する条約)が誕生した11月20日の直前となることから、アグネス大使は、現地で開催される子どもたちの平和祈念コンサートにも参加。パレスチナの子どもたちと一緒に、平和への思いを込めた歌やパレスチナ民謡を披露。今回の訪問を通じて、出口の見えない紛争や暴力が続く地で、最も苦しい立場に置かれている子どもと女性の状況を訴えます。