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グアテマラ基礎情報コーヒーの産地として知られるグアテマラは、高原や山岳部が大半を占める国土におよそ1,600万人が暮らす緑豊かな国です。しかし国全体の貧困率は近年で上昇しており、特に人口の40%を占める先住民族の8割は、貧しい暮らしを余儀なくされています。この状況は、子どもたちの栄養状態に顕著にあらわれています。グアテマラの5歳未満児のほぼ2人にひとりは慢性的な栄養不良で、これは世界で6番目に高く、ラテンアメリカ地域では最も高い数値です。そして先住民族の子どもに限ると、その数値は66%とさらに高くなります。 慢性的栄養不良が引き起こす「発育阻害」は、特に出産前後の最初の1000日間に適切な栄養が与えられないために、子どもたちの身体的・精神的発達が阻害される問題です。「発育阻害」に蝕まれた身体は、元に戻ることがありません。このため、子どもたち自身の成長のみならず、地域や国の発展の"足かせ"にもなっています。グアテマラ政府は2012年に「ゼロ・ハンガー・パクト」を掲げ、「最初の1000日」の栄養問題への取り組みを最優先国策の一つに位置付け、国をあげて取り組みを進めています。
子どもに関する統計
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