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ボスニア・ヘルツェゴビナ:
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© UNICEF Bosnia and Herzegovina |
2014年5月24日(土)サラエボのオトカ・スタジアムで「みんなで一つの場所に(All in One Place)」のモットーを掲げ、サッカー代表チームと子どもたち100名との特別試合が行われます。スタジアムには、国内各地の子どもたちが集まり、ブラジルへ出発する代表チーム“ドラゴンズ”に声援、激励、笑顔を送り、健闘を祈ります。試合には、特別ゲストとして、先週バルカン半島で起きた大洪水の被害を受けたマグラジ(Maglaj)の子どもたちが招待されます。
試合に出場する子どもたちは、男女、障がいのある子どもを含めた100名で、サッカーが大好きな子どもたちです。各地からスタジアムにやってくる子どもたちは3,000人以上。洪水被害でスタジアムに来られなくなった仲間たちにメッセージを送る予定です。
ボスニア・代表チームのキャプテンで、このイベントの発起人のひとりであるエミル・スパヒッチ選手は「我々の心と祈りは、洪水の被害にあったサポーターとともにあります。すでに一部で支援を行っていますが、この悲劇から立ち上がるために、今後も支援を続けていきます。子どもたちは、我々の最も愛すべきサポーターであり、今回のワールドカップ出場を子どもたちと共に祝うことを、チーム全体が望んでいました。この試合を通じて、我々は、障がいのある子どもたち、また洪水の被害にあった子どもたちが直面する問題に社会の関心が集まることを願っています。また、困難な状況にあるサポーターのみなさんを勇気づけることができればと思います」と語りました。
© UNICEF Bosnia and Herzegovina |
障がいのある子どもとブラインド・サッカーをするエディン・ジェコ・ユニセフ・ボスニア・ヘルツェゴビナ親善大使。 |
ユニセフ・ボスニア・ヘルツェゴビナ事務所代表のフローレンス・バウアーは「この試合が、被災したすべての子どもと家族にいくばくかの喜びと安心を届けられればと願っています。ユニセフは、子どもたちのニーズを確認し、早期の回復と今後の対策を含め、緊急事態にある子どもたちへの支援を全力で行います。他の国連機関やボスニア・ヘルツェゴビナ当局とともに、復興支援を行っていきます」と述べました。
この特別試合は、ユニセフや青少年スポーツ組織、ボスニア・ヘルツェゴビナ・サッカー協会、ボスニア・ヘルツェゴビナ・スペシャルオリンピクス、ノヴォ・サラエボなど、多数のスポンサーの協力を得て実施されます。
イギリスのプレミアリーグ、マンチェスターシティーのストライカーとして活躍するエディン・ジェコ選手は、2009年11月、ボスニア・ヘルツェゴビナ初の同国ユニセフ親善大使に任命されました。母国で子どもたちの権利を広め、実現するための活動を行っています。子どもたちに勉強や努力の大切さ、違いを認め合うこと、協力し合うことの大切さを伝えるほか、障がいのある子どもたちへの理解と関心が深まるよう、障がいのある子どもたちとともにイベント(ブラインド・サッカーなど)に参加するなど、積極的に活動しています。