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中央アフリカ共和国:
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© REUTERS/Andreea Campeanu |
首都バンギの教会に設けられた避難キャンプに身を寄せる子どもたち(2013年12月21日撮影) |
2013年12月5日に首都バンギで発生した武力衝突。子どもたちへの暴力は類を見ないほど卑劣なものとなっており、少なくとも2名が首を、そのうち1名は手足も切断されました。
ユニセフ・中央アフリカ事務所のスリマン・ディアバット代表は「我々は、子どもたちに対するあらゆるレベルでの暴力を目撃しています。武装勢力に加担させられる子どもたちは増えており、こうした子どもたちはまた、残忍な反撃の直接の対象となっています。子どもを標的とした攻撃は、国際人道法ならびに人権法に反するものであり、即停止を求めます。子どもたちへの暴力を食い止めるために、具体的な行動をとらなければなりません」と述べました。
ユニセフとパートナー団体は、12月5日にバンギで起きた武力衝突以降、少なくとも子ども16名が殺害され、60名が負傷したことを確認しています。
ディアバット代表は、子どもたちを保護するために、武装勢力は以下を含む措置をとる義務があるとしています。
12月5日以降、3週間の間に、首都バンギの人口のおよそ半数にあたる約37万人が自宅を離れ、避難所各所に身を寄せています。本内乱の始まりとなった2012年12月の武力衝突以降、約78万5,000人の人が自宅を離れ、国内で避難生活を送っています。
ユニセフは、避難生活を送る住民に安全な水やトイレ、医療品などを供給するほか、子どもたちのため安全な空間を設けるなど、支援活動を拡大しています。