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ジュリエッテ・ウメ・ジャモビさんは、こうして選ばれた先生のうち、たった5人しか居ない女性の一人。彼女には、5人の子どもがいます。最年長は15歳で、最年少は1歳です。「私が"先生"になったのは、他に子どもたちを教える人がいなかったから。教育は重要だと信じています。だから、この地域の保護者会で、"先生"に立候補しました」 この地域の子どもたちも、最適な教育を受けられることができるよう、ユニセフは、米国政府などの支援を受け、パートナー団体と協力して、ジャモビさんをはじめとするオボの"先生"方に、通常の教員研修と同じ内容の研修の機会を提供にしました。ジャモビさんは次のように言います。「ここの治安は万全ではありません。でも、私たちはここに住んでいます。今後も、研修や教材の支援が継続してもらえるよう期待しています」
エレイ・ムボリグベさんは、LRAの脅威から逃れるため、オボにやってきました。彼は、ユニセフやパートナー団体の支援で設置された、国内避難民の子どもたちのための仮設学校の一つで教えています。ムボリグベさんは、「子どもたちは、将来"何か意味のある存在"にならなくてはならない。だから、私は"先生"になったんです。これまでに3つの研修を受けましたが、これらの研修は、27人の子どもたちを教えることに大いに役立ちました。他の仕事をする時間はあまりありませんが、保護者会から、毎月2000CFA(4米ドル)をもらっています」 自身も子どもを持ち、コミュニティでボランティア活動にも取り組む保護者会の会長 ベノア・ベナパさんも、この学校の運営を手伝っています。「子どもたちを(労働力として)畑や森に連れて行くのではなく、学校に通わせるよう、親たちを説得することも、私たちの仕事です」(ベナパさん) コミュニティが支える学校
こうした“先生”方が活躍しているのは、オボのような紛争地域や緊急支援を必要としている地域だけではありません。全国的な教師不足の中、首都や他の地方でも、こうした“先生”方が大活躍しています。 ユニセフ現地事務所で教育事業を担当するファリド・ブーベクール部長は、オボの状況を次の様に語りました。「多くのコミュニティで、こうした“先生”のおかげで、初等教育が成り立って入るのが現実です。彼女たちの存在なしでは、何千人もの子どもたちが読み書きも出来なくなってしまうという現実を、受け入れなければなりません。中央アフリカでは、LRAの他に、7つの武装グループが存在します。それらのグループの活動の影響を受けている地域でも、“先生”方は、子どもたちに教育を届けてくれています。こうした地域の学校は、地元のコミュニティの努力と支援があってはじめて運営し続けることができるのです。オボをはじめとする紛争の影響を受けている地域の子どもたちに、より良い質の教育を提供するために、さらに“先生”方の能力を高める支援を提供しなければなりません」 |