
チャド: 誘拐された子どもたちを親元に
【2008年3月7日 ニューヨーク発】
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© UNICEF Chad/2007/Gaya |
紛争や自然災害の混乱の中、子どもたちは誘拐や人身取引の危険に晒されます。(イメージ:本文と直接関係ありません) |
ユニセフは、他の国連機関やNGOと協力し、フランスのNGOがチャドから空路で連れ出そうとしていた103人の子どもたちが、家族と再会できるよう支援を続けています。
子どもたちを家族と再会させることを最優先課題としてきたユニセフをはじめとする関係者の努力が実り、97人の子どもたちは、間もなく家族のもとに帰ることができる見通しです。また、「家族探し」が続けられているスーダン人5人を含む残り6人の子どもたちは、社会福祉省の保護下におかれています。
家族との再会を待つ間保護されている孤児院では、ユニセフは子どもたちの健康と栄養、水と衛生の管理に努めています。
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© UNICEF/ HQ07-0251/Giacomo Pirozzi |
紛争のため、難民キャンプでの生活を強いられている子どもたち。(イメージ:本文と直接関係ありません) |
高カロリーの非常用ビスケットや石鹸、水の浄化キット、遊び道具に蚊帳つきベッド、医療用具、毛布にマットなどを支給しました。簡易トイレ2基とシャワー1基も建設しました。
ユニセフはまた、英国のNGOと協力して、子どもたちに駆虫剤を提供。麻疹ワクチンも接種し、一人ひとりに予防接種カードを発行しました。
1歳から10歳の97人の子どもたち(うち、女児21人、男児82人)のほとんどは、両親や親戚と暮らしていたチャド東部のワジ・フィラとアッスンガに戻りました。
ユニセフは、引き続き、家族を探し再会を実現させるための実務的な支援を続けています。来週はじめには専門のチームをアバチェとアドレ、ティネに派遣します。
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